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秋の夜長は松本のBARにいらっしゃい

 秋の夜長、ふらっと町に出て、BARに立ち寄ってみる。狭い階段をのぼり、小さなドアを開けると、それは静かな異空間。

 …なんちて(笑)。

 とはいえ、筆者の住んでいる町・松本は、BARが多いことでも知られている。それもなかなか雰囲気のいい個性的なBARがたくさん。

 「BAR」というと、「ああ、ママさんのいる…ね」とニヤっと笑う人もいるが、そういうところのことではない。ほとんど女っ気なし、きっちり髪をなでつけて、きっちりとした服(タータンチェックの落ち着いたベスト・スーツとか)をぴしっと着こなした礼儀正しいバーテンダーさんが、物静かにシェーカーを振って、美味しいカクテルを作ってくれる、オトナの安らぎ処。

 少し前に朝日放送系列のローカルで、「松本BAR紀行」という短い番組を10回ぐらいのシリーズでやっていた。ゴールデンの9時の番組の最後あたりに流れる5分に満たないぐらいのミニ番組だ。これがなかなか好評だったらしくて、まもなく続編の「松本BAR紀行II」も作られた。初回のシリーズは、まつもと市民芸術館館長である俳優の串田和美さんが案内役、続編は元フジテレビアナウンサーの深澤里奈さんが案内役だった。

  1. 「松本BAR紀行」ホームページ
  2. 「松本BAR紀行II」ホームページ

 番組の2シリーズではダブって収録されているBARもあるものの、スポンサーとの関連か、番組に登場しない店もあるので、まあざっと数えて松本のBARの数は20軒ぐらいだろうと思われる。

 筆者もたまにBARに出かける。たいていダンナと2人か、ダンナの友人などまざって3~4人ぐらいで行く感じである。ダンナはウィスキーも好きだし、カクテルやリキュールも大好き、BARの物静かな雰囲気もお気に入りなので、まあ、最初はそれについていく、という感じだったが、その落ち着いた雰囲気や、いろいろとわがままな注文(「甘酸っぱくて色のキレイなカクテル」とか「イチゴを使った甘いショートカクテル」とか「今夜はすごく酔いたい気分。辛口でオトナな飲み物を…」みたいな)を聞いてもらえる、などで、筆者自ら女友達と行くこともある。

 ちなみにBARバージンの人は、服装やマナー、注文方法とかわからないかも。「バー マナー」などと、ネットで検索して情報を仕入れて行くといいだろう。注文は気張ることなく素直に自分の飲みたいお酒を飲めばいい。メニューは一応出されるが、それにはこだわらず、興味のあるカクテルの名前を言って作ってもらったり、筆者のような「わがまま注文」もOKなのだ。値段は少々お高いが、好きなお酒を雰囲気よく楽しめるのがイイ。ああそう、BARは高級ホテルのようなものだと思えばわかりやすい…かな。

 そういえば昔は松本は日本一喫茶店が多い町として知られていた。いつしか町中の喫茶店もぽつりぽつりと閉店し、今はその勢いはないが、その代わり(とは言えないかもしれないが)にBARが多くなったのかもしれない。

 とりあえずふらっと松本に来て、BARを訪ねてみるのもいいかもしれない。好きなスコッチやカクテルを味わって、駅前のシティ・ホテルにでも泊まろう。翌日は松本城や開智学校、足を伸ばして安曇野散策もいい。

 とはいえ、人気のあるBARは、時間のいい時にはたいてい満員で入れないので注意が必要。もちろんBARは止まり木+αぐらいしか席がなく、待つ場所もないので、またの機会に行くしかない。でも大丈夫、いくつか回れば必ずどこかで止まり木の片隅の席にでもありつけるから。それぐらい松本にはBARが多い(人の絶対数に比べて…笑)。

 たいていのBARは深夜2時3時ぐらいまで営業してるので、10時11時あたりに入れない場合は、どこかの居酒屋で一杯引っかけてから行くとよい。ただしくれぐれも居酒屋で飲みすぎないように(あまりにぐでんぐでんだと、BARで断られちゃうことも)。