PR

 iPhone SDK(開発キット)にはAppleの厳しいNDA(機密保持契約)が課せられており、SDKそのものを使っての開発手順を具体的に説明する書籍はこれまでなかった。10月1日にはこのNDAを緩和するとの方針が出ていたが、具体的に新しいライセンスプログラムはいまだ配信されていない。しかし、熱心なiPhoneエバンジェリストのErica Sadun女史はどうしてもそれが待ちきれなかったようだ。

待望のiPhone SDK解説本

 EricaさんはiPhoneアプリ開発に完全にロックがかかっている時代から独自のアプリを開発、JailBreak(ロックをはずして中にアプリを入れられる状態にすること)したiPhone向けに配信してきた。

 しかし、iPhone向けにアプリ開発ができない不自由さはAppleらしくない、と開発者からごうごうの反対の声が上がり始めるとAppleも姿勢を転換、2008年3月6日、iPhone SDKを公開することを発表した。これでApple社以外の開発者も手続きを経さえすればアプリケーション開発できる道筋がついた。それを受けてすぐに、EricaさんはiPhone SDKの解説本の執筆に着手した。

 iPhoneという素晴らしいプラットフォーム上で思い通りのアプリケーションを自由に書ける喜びを全世界の多くの人に伝えたいという気持ちで原稿執筆は瞬く間に終わったが、出版はAppleのNDAに阻まれてストップしたままだった。

 私も出版されたらぜひ手にしたいと、米国のAmazonに予約を入れたまま、今か今かと待っていたが、出版予定日が2009年1月になったり、2008年11月になったり....しかし、ついに今日、届いた!(写真1)。

写真1 待望のiPhone SDK解説本、第1号。「The iPhone Developer's Cookbook」。iPhoneアプリ開発では教祖とあがめられる Erica Sadun女史が執筆した
写真1 待望のiPhone SDK解説本、第1号。「The iPhone Developer's Cookbook」。iPhoneアプリ開発では教祖とあがめられる Erica Sadun女史が執筆した
[画像のクリックで拡大表示]