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「でかいなっ!」

 わっ、驚いた。ど、どなた?

「ボク、400GBのHDD。今までメインで使われてたんだ。新しいHDDが来るって聞いてたけど、1テラバイト?!」

 でかいでかいって、でかいのはヒートシンクだよ。容量は150GBだし、ディスクは2.5インチだし。

「いやー、さすがベロキラトプル」

 恐竜かよ! ベロシラプターだよ。

「オレは250GB。人には見せられないデータ山盛り」

「アタクシは120GB。ユーザーも忘れたデータの置き場になってるわ(泣)」

「泣いてはいかんぞ、120GB。ワシなぞは80GB、何も使われておらん」

 え、てことは4台になるの?

「だってもったいのうございますわ」

『シャーー』

 ん? なんの音?

「そう、もったいない。OSだってもったいない。ボクからユーティリティーでちゅるーっとコピーしちゃえば大丈夫だよ」

『シャーー』

 ねえ、なんの音?

「気にしない気にしない」

 あ、でもさ、せっかく速いHDD買ったから、OSインストールし直すとか言ってたよ、ユーザーさん。

「うおあえっ! な、なんじゃと!」

「ボクのこの400GBの中身、移してくれないの? がっかりだなあ。そこにいる120GBからバトンタッチ、120GBはその前の、えーと、なんだっけ、40GB?からバトンタッチしてきたOSなのに…」

 それは使いすぎじゃないか?

「Windows 95からアップグレードを重ねて熟成してきたのにのう。おお、AUTOEXEC.BATやCONFIG.SYSよ、さらばじゃ」

 うーん、別に今までのことはどうこう言わないけどさ、なんというか、君たち、無駄じゃない? 400GBはともかく。

「ひどいっ! まだ使えるのに! 400、250、120、80。ご破算で願いましては、850

GB。1テラバイトにだって負けておらん!」

「そうよ! 安い1テラバイトって5400回転って今時。あたしたち全部7200回転、4個合わせて2万8800回転!」

 足すなよ!