MacBookとMacBook Proがフルモデルチェンジした。実に久しぶりのモデルチェンジだが、仕事に使うノートとしては、いかがなものであろうか? 本連載ならではの視点でレビューしてみよう。
MacBookは、外観のイメージがより落ち着いた印象になった。前モデルの白モデルは、若者やクリエーターに人気がありそうなカラーだった。ところが、仕事の現場で使うには、ややカジュアルすぎると感じる方も多かっただろう。新MacBookは、センス良く上質な仕上がりながら、固いビジネスの現場で使っても浮くことがない。この点はうれしい限りだ。
アルミ製の堅牢なボディーは、長期間安心して使えるはずだ。また、末永く愛着を持てるだろう。仕事の道具とはいえ、個人でお金を出すなら所有欲を満たしてくれないと意味がないのだ。同じデザインで大型化した印象のMacBook Proも、もちろん仕事用と考えても違和感のない外観である。
今回のモデルチェンジでは、OSやソフトなどは変わっていない。まだ個人的には検証していないが、BootCampなどを利用してWindowsを利用することもできるはずだ。MacBookの最上位モデルかProなら、HDDが250GB以上の容量になる。OSを2つ利用しても不足を感じることはない。また、オプションでは、さらに大容量のHDDも選択可能だ。
ボタンのないトラックパッドも、数十分も使えば違和感なく使える。人差し指で操作して、親指でクリックするという、今まで通りの使い方をすればいいのだ。