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 わざわざシュレッダーにかけるまでもない。でも、そのまま捨てるのは嫌だなあと思うものって、けっこうあるはず。例えばダイレクトメール。自分の住所、氏名という個人情報が載っているため、ついつい捨てられずに、引き出しに溜め込んでいないだろうか。銀行の「ご利用明細票」というのも、そこらのゴミ箱には捨てにくい。薬局でもらった薬の明細票も人にはあまり見せたくない。――そんなセキュリティに敏感な人たちの間で、ちょっとしたブームになっているのがプラスの個人情報保護スタンプ「ケシポン」だ。2007年11月に発売されると、女性を中心にして人気に火がつき、販売に生産が間に合わないほどのヒット商品になった。

 ケシポンは、独自のアルゴリズム(計算式)によるアルファベットの配列パターンが黒々と印字できるスタンプ。情報部分にポンと押すだけで、印刷文字としてポピュラーなゴシック体、明朝体がまったく判読不能になってしまう。アルファベット配列のアルゴリズムを特許申請中という、意外なスグレものなのだ。実はエコな商品だというのも、ヒットした理由のひとつかも知れない。

 同種のセキュリティ機能を持つ製品としては、以前から小型シュレッダー、プライバシー保護パンチなどがあった。ただ、こうした製品を使って情報部分を裁断したり、切り取ったりすると、紙の繊維が細かくなり過ぎて、再生紙に加工しにくくなってしまう。その点、ケシポンはインクを付けるだけだから、そんな心配はない。簡単で、意外なスグレもので、しかもエコ。そんなケシポンが、「捨てたいけれども捨てられない」女性たちの背中を、ポンポンと押してくれたというワケなのだ。

これが人気のケシポン。文字を消したい場所に押しやすいガイドが付いている
これが人気のケシポン。文字を消したい場所に押しやすいガイドが付いている