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 ワンセグ付きケータイに乗り換えたという人はどれくらいいるのだろうか。あればあったで便利な機能だ。普段からそんなにテレビは見ないので、移動中でもテレビを見たいという欲求はないのだが、緊急ニュースがある時は便利である。

 それを実感したのが9月1日。外出先でメール速報を受け取った。夜9時前だったと思う。なんだろうと思ってメールを開くと「与党筋によると福田首相は退陣する意向を固めた。午後9時半の記者会見で正式表明する」とあり、仰天した。正直に言えば「ひょえーっ」というくらいのテンションだったかもしれない。

 当然ながらその晩のニュースは辞任会見一色だった。この時ばかりはニュースを見たいと思ったが、外出先だし帰宅してテレビを見るには間に合わない時間だった。そこでワンセグを取り出して、出先で飲食店に入って会見を見た記憶がある。あの日は電車や飲食店でワンセグに見入っている人がいかに多かったことか。ワンセグの機動性を実感できた日でもあった。

 例の記者会見はさておき、ワンセグである。知り合いでもワンセグケータイに乗り換えた人がいて、素朴な質問を受けた。

 「ワンセグってパケホーダイでいいの?」

 意外とこういう疑問を抱いている人は多いのではないだろうか。ワンセグ視聴にはパケホーダイでいいか、つまり特別料金は発生しないのかという疑問である。

 いやいやいや。それは何か誤解している。だがその気持ちも分からなくはない。

 今ケータイではメールを送るにせよ、Webを閲覧するにせよ、情報のやりとり(通信)をすれば「パケット」という単位でお金を払うようになっている。たいていのメールやWeb閲覧なら「パケホーダイ」と呼ばれるようなパケット定額制でまかなえるようになっているが、フルブラウザーなどの例外もある。その例外に気付かないと、大量のパケット料金が請求されて後から大変なことになる。それを気にしての質問だった。

 追加料金については「心配ない」、ついでにパケホーダイうんぬんは「関係ない」が答えだ。

 なぜならワンセグでテレビを見る分にはパケットという概念は必要ないからだ。細かいことを言えば、番組表などデータ通信の付加サービスを利用すれば多少のパケットは生じるが、映像を見る分にはパケットはかからない。どう説明すればぴんときてもらえるだろうか。

 「だって、普段家でテレビ見る時にパケット代を払ってないでしょ」

 そう答えてみたものの、相手はなんとなくぽかんとしている。ワンセグの言葉の意味を考えれば分かるのではないだろうか。地上デジタル放送では1つのセグメントが移動体向け放送に割り当てられており、それを視聴するのがワンセグである。