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 友達の家に遊びに行くと言って出かけた中学生の息子から電話。
 「お母さん、オレの部屋に財布落ちてねえ?」
 息子の部屋、洗面所、制服のポケット、学校の指定バッグの中…など、あちこち探したものの財布は見つからない。
 「やっぱり外で落としちゃったか…」
 ガックリと肩を落として家に戻ってきた息子。
 その財布には彼の全財産が入っていたのだ。全財産といってもたぶん1500円くらいだけど、息子にとっては大金である。
 しかも、だ。
 私がつい2日程前に買ってやったピカピカの新品なのだった。
 「あー、TSUTAYAのTポイントがもったいねえーー」
 そっちかよ。

 駅前の交番に電話をしたけれど、財布の落とし物はなし。
 息子はしょんぼりした顔で自転車置き場から駅に至る道をもう一度探しに出かけた。
 だが、1時間程たってから再び交番に電話したところ、ありがたいことに財布が届いているという。拾った方は「お礼は要りません」と言って交番に預けていったそうだ。
 中身は軽いが新品の財布だ。二度と出てこないだろうと思っていたのに、世の中捨てたもんじゃないなあ。
 息子の財布を拾ってくださった方、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 私も息子にあやかりたい。
 もし大事なモノを落としても、再び私の元に帰ってきて欲しい。

 今、落としたくないモノといえば、財布、家の鍵、そしてiPhone様である。
 以前、ケータイを道で落として、あれこれ手を尽くしたものの、結局出てこなかった悲しい思い出がある。
 iPhoneはなくしても壊しても保証なし。
 万が一落とした場合、親切な方に拾われて是が非でも帰ってきてもらわねば。