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 今年の夏、筆者は中国限定で激安正規版Windows Vista Home Basicを販売すると聞いて、かなりの店舗を巡り、ようやく入手することができた(この件に関してはこちらを参照「激安の”正規版”Windows Vista購入記」)。ところが、パッケージを開けてビックリ。DVD表面にはっきりと太い傷がついていて、返品することに(この件に関してはこちらを参照「これなら海賊版の方がまし?中国でのソフトサポート事情」)。それから半年弱、やっとこの問題に決着がついた。今回はそのトホホな顛末を紹介したい。

 中国人の国民性のひとつに「自分の否をなかなか認めない」「謝らない」というのがあるが、この問題でもこの国民性に直面した。ディスクの傷に関して、マイクロソフト中国は「販売店(連邦という名の正規版ソフトチェーン店)の責任」、販売店は「マイクロソフト中国の責任」と互いに責任をなすりつけあうのである。結局筆者は両者のドタバタ劇の末、まずは販売店に傷がついたDVDを送った。

 それから数週間、何の音沙汰もなかったので、電話で何度か販売店に進捗を確認するも「ちょっと待って」というのみ。ようやく出てきた返答は「マイクロソフト中国に送ってチェックして貰ったが、傷は筆者がつけたものであり、有償で交換しなければならない」と、筆者に責任を押し付けてきた。有償交換の金額は1本ソフトが買えてしまうほどになる。傷は最初からついていたので、有償交換なんておかしい、とかたくなに拒否すると、マイクロソフト中国は「コピーを送るからそれで何とかしろ」とのこと。

 マイクロソフト自体が自社製品のコピーを送る、というのもおかしな話だが、やはりというか、それから暫くコピーは届かなかった。仕方がないのでマイクロソフト中国に電話すれば「この前送った」との返事。それでも届かないので問い詰めると「すまない。実はまだ送ってない。DVDに焼きたいが、レコーダーがない」という、聞いてて参ってしまう言い訳を散々聞かされた。

 筆者自身「もう、いい加減仕事とはいえ、あまりにも馬鹿らしいから新しい正規版を探して買うか」と思っていた矢先、事前連絡もなくマイクロソフト中国からWindows Vista Home Basic中文版が入ったDVD+Rメディアが届いた(しかもなぜかビデオ用DVD+Rメディアだった)。クリスマスを間近に控えたごく最近の話である。

マイクロソフト中国からある日突然送られてきた荷物
マイクロソフト中国からある日突然送られてきた荷物
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中を開けるとWindows Vista Home Basicのコピーが入っていた
中を開けるとWindows Vista Home Basicのコピーが入っていた
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