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 年末、パソコンが絶不調。Safariをはじめ、主要なアプリの起動に1分もかかるものが出てきた。解決方法はシステムのクリーンアップと分かっていたが、パソコンやインターネットの使いこなしをアドバイスする仕事柄、パソコンはいつも休みなく働いている。特にメールの受信基地となっているMac Proはまさに片時も止められない。システムのメンテナンス中に「緊急:明日の打ち合わせ日程変更」なんてメールが来るやもしれず、なかなか修復作業に取り掛かれなかった。

システム入れ替えには3つのアプローチ

 そして年末年始の休み到来。今年はMacworld Expoの取材をスキップする腹積もりだったから、ここは積年のゴミを一掃し、心身ともにきれいな状態で新年を迎えようと決心した。

 前提条件を確かめておこう。私の場合、Mac Proの内蔵ドライブベイの4つすべてにハードディスクドライブが挿さっており、皆80%くらいは使用済み状態だった。そこで、バックアップとして起動ボリューム全体の完全な複製を外付けドライブに作っておき、これまで使っていたボリュームにクリーンインストールすることにしたのだ。起動可能なシステムを別ドライブ上に作るにはMac OS Xに標準添付されている「ディスクユーティリティ」を使うと簡単に作業できる。

 システムの総入れ替えには基本的に3種類の方法がある。もし、時間が取れるのならゼロにクリアしたところから始めるのが最善だ(写真1)。

写真1 Mac OS Xの入れ替えには3つのオプションがある。通常は真ん中の「アーカイブしてインストール」がお薦めだが、ベストは「消去してからインストール」だ
写真1 Mac OS Xの入れ替えには3つのオプションがある。通常は真ん中の「アーカイブしてインストール」がお薦めだが、ベストは「消去してからインストール」だ
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 写真のように(1)Mac OS Xをアップグレード、(2)アーカイブしてからインストール、(3)消去してからインストールの3つの方法がある。(1)は既にインストール済みのシステムの上に、損傷を受けていないきれいなファイルを上書きするというもの。利用期間が短く、症状が深刻でない場合はこれで十分な場合がある。さまざまな設定や追加インストールしたアプリケーションなどは一般にそのまま残り、短時間に修復が終わる。(2)は既存のシステム関連ファイルすべてを「旧システム(Previous Systems)」というフォルダにまとめて退避する。オプションとして「ユーザとネットワークの設定をそのまま残す」というオプションも選べる。そして最後が今回採用した(3)の方法、「消去してからインストール」だ。これは対象のボリュームを完全に消去してからシステムをインストールする。消去とは「ディスクのフォーマット」を意味する。当然すべてのデータは消え去るから、前述のバックアップが必須となる。

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