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 効率を高めるためには時間当たりの仕事量を増やすことが必要ですが、実際は、やるべきことが多すぎて、効率を高めようとすればするほど「焦り」を生んでしまうパラドックスに陥ってしまいます。多くのことをこなそうとするならば、一つ一つのタスクに集中して処理していくことが重要です。

 ということでタイトルにあるようなハックが登場します。一日の作業量をできるだけ少なくすることによって、結果として集中力を生み出し、予定になかった仕事まで処理できた、という状態に持っていくのです。

 こうするとまず、焦りがなくなります。最低限やるべきことを把握できるので、「仮に仕事がはかどらなくてもここまでやれば大丈夫」という安心感があります。優れたプロジェクトリーダーは、常に最悪の事態を把握し、楽天的になりすぎないように気をつけます。「やれ“そう”なことを少なくする」というのは、仕事量に関して最悪のケースを把握するということでもあるのです。「やれそう」ではなく、「確実にやれる」ことを把握することで、最小限の結果、最悪の結果を想定できます。「最悪のケースでも大丈夫」というのは、精神的に非常に落ち着きます。

 具体的には、朝、やるべきことを多くて6つまでに絞り込むことをやります。明日やれることは明日に延ばすことで、6つを越えないようにします。6つという数字は、マジックナンバーといわれる「7±1」(人が記憶できる数は6~8のかたまりという理論)の範囲内なので、記憶できるぎりぎりの数ということになります。

 実はこれ、1年の計画にも当てはめることができるのではないかと思っています。先週の記事では1年の勉強計画を立てるということを書きましたが、勉強する内容が多すぎてもあせるばかりで手につきません。思い切って絞り込むことが必要です。

 その際の数は経験上、4ではないかと思っています。1カ月に勉強に使える時間というのはおおよそ80~100時間。それを四半期、3カ月まとめると、240~300時間となり、勉強の成果がでる程度のまとまった時間になります。四半期ごとに勉強することを割り振っていくと、1年で4つの分野の勉強ができるということになります。

 こうして、1日の自分の仕事量や1年の勉強量を見極め、その範囲でできることにまずは集中する。これによって集中力を引き出し、焦りとそれに伴うストレスを経験することが重要なのです。