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 先日、グーグルのイスラエル研究所の所員が教えてくれたのだが、何でもここ最近は「レストラン」の検索よりも「レシピ」の検索の方が増えているそうである。

 この経済的ご時世では、さもありなん。とうとう料理嫌いのアメリカ人が、レストランでお金を使うより、家で料理しようと考え始めたというわけだ。

 その研究者が教えてくれたのは、「Google Insights for Search」による分析である。どんなキーワードがどれくらい検索されているかを、別のキーワードとの比較で調べたり、地域別、時間軸で調べたりできるというすぐれものだ。

 名前を聞いてはいたが、実際に使ったことはなかった。さっそく「Insights」にアクセスして、「レストラン」と「レシピ」を入力してみた。アメリカで見ると、確かに「レシピ」はこれまで上を行っていた「レストラン」を超えそうな勢いで水位を上げているように見える。

青いグラフが「restaurant」、赤いグラフが「recipe」の検索件数。2004年から現在までの推移を示している。グラフの数値は相対化したもの
青いグラフが「restaurant」、赤いグラフが「recipe」の検索件数。2004年から現在までの推移を示している。グラフの数値は相対化したもの
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2007年1月から現在までに期間を絞り込んでみた。2009年に入ってからはrecipeの検索件数がずっとrestaurantを上回っている
2007年1月から現在までに期間を絞り込んでみた。2009年に入ってからはrecipeの検索件数がずっとrestaurantを上回っている
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 時間軸のグラフを見て気づいたのは、「レシピ」の検索は毎年クリスマスシーズンが近づくに連れて、山のようにせり上がり、1月を過ぎるとまた「レストラン」に上位を譲ること。毎年年末にピークを迎える「レシピ」カーブには、人々の集合的な振る舞いが集約されていて、「なるほどねえ」と思う。

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