SP3を最初にインストール
次にSP3のインストールです。そのまま待っていてもWindows UpdateでSP3が自然にインストールされますが、これにはちょっと時間がかかります。XP SP2のインストールにもそれなりに時間がかかりますので、BIOSのアップデートと同様に、別のマシンがあるならXP SP2のインストール中に別途ダウンロードしておくのがよいでしょう。もちろん、前述のようにLOOXの有線LANドライバーはBOXドライバー(XPのCDに格納されているドライバー)で動くので、LOOXで直接ダウンロードすることも不可能ではありません。
Windows Updateとは別にマイクロソフトのサイトにダウンロードプログラムがあるので、これをダウンロードしてSP3をインストールします。ダウンロードのURLは、以下の通りです。
IT プロフェッショナルおよび開発者用 Windows XP Service Pack 3 ネットワーク インストール パッケージ
ついでに、富士通製のユーティリティのインストールに必要になる.NET Framework 2.0もインストールしておきます。こちらもマイクロソフトのサイトからダウンロードします。
Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)
また、LOOX U/B50用のXPドライバーなどもXPのインストール中にダウンロードしておくと時間を節約できます。
Webサイトの説明に従ってドライバーなどをインストールしたら、LOOX付属の2枚組CD「アプリケーションディスク1」を使って、付属アプリケーションをインストールします。これは、全部を戻す必要はなく、最低限必要なのは、「指紋認証ユーティリティ」「Bluetoothユーティリティ」だけです。筆者は、他に「乗り換え案内」や「電子辞書」をインストールした程度です。付属のアプリケーションディスクのルートフォルダーにアプリケーションインストール用ツールがあります。これを使った方がインストール作業は便利です。なお、XP版では、液晶の下にあるタブレットボタンの割り当てがVistaと違っています。標準だと少し使いづらい感じもあったので割り当てを変えてみました。
個人的には、富士通が提供する「Fujitsu Menu」があまり気に入らなかったので、これを使わないようにしました。起動は、Fnキーの2回押しに割り当てられているので、これを他の機能(筆者は、解像度変更ユーティリティー「EZMAGLT」を割り当てました)にしました。Fujitsu Menuは、起動時に読み込まれるように設定されているので、これをやめます。起動設定はレジストリに登録されていますが、「MSconfig.exe」(ファイル名を指定して実行で起動できる)を使って、「スタートアップ」タブで「FjSrtAp」の前のチェックボックスを外せば起動しなくなります(レジストリを操作することになりますので、自己責任でお願いします)。