同じ空間を共有していても…ホントに分かり合えてる?…みたいな(笑)
人間、同じ空間を共有していても、なかなかほかの人の気持ちはわからぬもの。その上愛し合ってる(はずの?)夫婦やコイビトともなれば、なんとなくいつでもわかり合っている気がしているのだが、どうもそれは錯覚っぽい。わかっているようで何もわかっていないことが多い。
夕飯を終えると、奥様は後片付けにかかる。使用済みのお皿や鍋などを洗ったり拭いたり食器棚などにしまったり。それはいつものこと、当たり前のことかもしれない。
でもよく考えてみよう。ダンナさんであるあなたや子供たち、ジジババなどは、食事を終えたらゆっくり居間でくつろいだりテレビを見たり。ノートPCを持ち込んでネットサーフィンをしてたりもするだろう。ただし、その間奥様は洗い物。そりゃあ、一日会社で労働してきたダンナさん、食後ゆっくりしてたって誰もとがめない。でも奥様だって、一日中働きづめなのに、夕食後はゆっくりできない…よね。
まあ、洗い物以外にも奥様はやることいっぱい。みんなが床につくぐらいまで、ずっと忙しいのは当たり前…みたいな。
そうそう、たいてい世のダンナさんが言うのはコレ。「ウチの奥さん、洗い物大好きなんだって。ぜんぜん苦にならないって、いつも言うヨ」。
ん? たとえばもしバナナが好きだって、毎日バナナを食べていれば、時にはバナナ食べたくなくなるときもある。いくら「好き」でも、人間、いつも万全とはいえず、いつでも「好き」ではいられない。疲れているとき、体調の悪いとき、やることが山積みなとき、気分の悪いときとか。
「洗い物が好き」という発言(どういう意図で奥様がそういう発言をしたのかもモンダイだが…)を鵜呑みにしたまま、それ以上考えることをヤメちゃったら、それはそれでイカンよ、ダンナさん。
というわけで、奥様にも夕食後、少しはゆっくりさせてあげて、みんなで団らんを楽しもうヨ、という提案なのである。