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 最近、ニューヨーク・タイムズのウェブサイトをじーっと見ていて、遅ればせながら気づいたことがある。テクノロジー欄のトップページに外部ブログや外部会社のニュース・ヘッドラインが載っているのである。

 掲載されているのは、テクノロジー・ブログサイトとして人気のあるギガ・オムベンチャービートリードライトウェブ、そしてテクノロジー調査・出版会社IDGのニュースである。それぞれ5つほどのニュース・リスティングへのリンクが載っていて、それがニューヨーク・タイムズ記者による主要ニュースの右側に並んでいる。

 調べてみると、このパートナーシップ契約は昨年秋に結ばれ、10月頃からリンクをアップしていたらしい。私は、それぞれのサイトには別々にアクセスしていたものの、ここにまとめられていることはすっかり見落としていた。

 この手のコンテンツ・パートナーシップは、すでにワシントン・ポストビジネスウィークなども行ってきたものだ。限られた自社の壁の中だけからニュースを発信していては、読者の旺盛な好奇心を満たすことができない。そんな判断から、外部ブログであってもそこへリンクを貼り、読者を相互に行き来させようというわけだ。

 こうした契約で、いったいどちらがどちらに金を払っているのかはよくわからない。調べてみようと思うが、おそらくコンテンツを提供するブログ側がアクセスごとに少額のフィーを受け取るというしくみだろうか。ブログ側はあのニューヨーク・タイムズからリンクを貼ってもらっているという大きな利点がある一方で、ニューヨーク・タイムズも自社ではカバーしきれない細々としたニュースを提供できる。ことに最近のニューヨーク・タイムズは業績不調でレイオフを含めた経費削減を行っており、へたをすれば寂しくなるサイトをこうしたブログでにぎやかにできればしめたものだ。