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 ビジネスに関する書類は、表を多用する傾向が強い。その理由は明確で、当然ながら分かりやすいからだ。数字を見せるのはもちろん、各種の情報も箇条書きより表の方が見やすい場合も多いのだ。普段よく作る企画書や提案書でも、文章より表をうまく使う人が、短時間で質の高い書類を作れると言っても過言ではないだろう。

 そこで、今回はiWork'09に含まれる「Numbers'09」を利用して、見栄えの良い提案書を短時間で作ることにチャレンジする。

 Numbers'09は、もちろん表計算ソフトなのだが、フリーにレイアウトできるのが最大の特徴だ。Excelなど、定番の表計算ソフトに比べて最大の違いは「セルに縛られない」ことである。表だけでなく、テキストボックスや写真を自由にレイアウトした資料を作ろうと考えているときには、非常に有用だ。

 もちろん、書類を作る際には、ワープロに表を貼り付けるというアプローチもある。だが、ワープロと比較してNumbers'09を使う最大のメリットは、行や段落に縛られないことだ。文章中心の書類に表やグラフをちょっと入れる程度ならワープロを使うのがよいだろう。だが、長文を利用せず、表や各種オブジェクト中心のビジネス文章には、行や段落は邪魔なのだ。

 Numbers'09は、テキストボックス内の文字の扱いもなかなかよく考えられている。行間や文字間隔、余白の指定ができるのは当然であり、機能としては大したことはない。だが、インスペクタのバーを動かすだけで、思い通りの見た目に調整できるのは非常に便利だ。今回は利用しないがテキストボックスの段組も感覚的に指定できる。

 行や段落ではなく、テキストボックスを利用して文章を入力、レイアウトしていくことで、ブロック単位で簡単にレイアウトできるのも大きなメリットだ。

 表、文章、グラフ、写真などをすべてオブジェクトととらえて、思い通りにレイアウトできるのだ。

あらかじめ用意されているテンプレートの書類の完成度は非常に高い。もちろん流用してもよいのだが、今回は一から作成してみる。
あらかじめ用意されているテンプレートの書類の完成度は非常に高い。もちろん流用してもよいのだが、今回は一から作成してみる。
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表のサイズと用紙の関係は最初にきちんと把握しておかないと、紙に収まらなくなる。今回はこの「レイアウト」表示で作業する。
表のサイズと用紙の関係は最初にきちんと把握しておかないと、紙に収まらなくなる。今回はこの「レイアウト」表示で作業する。
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テキストボックスの行間や文字間隔は、インスペクタのバーをドラッグするだけで思い通りに調整できる。
テキストボックスの行間や文字間隔は、インスペクタのバーをドラッグするだけで思い通りに調整できる。
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テキストボックスを1つ作ったら複製して並べると、見栄えも上々。こんな表記でもあえて表を使わずにテキストボックスで完了だ。
テキストボックスを1つ作ったら複製して並べると、見栄えも上々。こんな表記でもあえて表を使わずにテキストボックスで完了だ。
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