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 第33回で「サーバーとローカルをつなぐオフライン機能がやってくる」で一足先に紹介したGoogleのオフライン機能だが、その後の進展状況を紹介しておこう。

 簡単にいえば、オフライン機能とは、「Google Gear」というアプリをインストールすることで、Googleの提供するさまざま機能(第33回で紹介した時点では英語版のGoogle Readerだけだった)を、ネット環境のないオフライン状態でも利用できるようになるという機能である。なお、「Google Chrome」にははじめからGoogle Gearが入っているので、あとから追加する必要はない。

■Googleドキュメントのオフライン機能

 さて、現状だが、まだGoogleの提供するすべてのサービスでオフライン機能が使える状態には至っていない。

 一番進展しているのは、Googleドキュメントの文書機能であり、ネット環境のないオフライン状態でも、参照および編集が行える。つまり、サーバーのほかにローカルにも同じデータを持っているということだ。オフライン状態で変更を加えると、ネット環境が復活した時に自動的に同期され、両者の内容は常に同一に保たれる。

図1 オフライン状態で「ショートショートのまとめ」というファイルを呼び出し、タイトル部分の修飾を変更している
図1 オフライン状態で「ショートショートのまとめ」というファイルを呼び出し、タイトル部分の修飾を変更している
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図2 オンラインの状態に復帰すると、変更部分の同期が行われ、オフライン状態と同一の内容となる
図2 オンラインの状態に復帰すると、変更部分の同期が行われ、オフライン状態と同一の内容となる
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 この状況が理想だが、なかなか現実はここまで追いついていない。たとえば、同じGoogleドキュメントでも、表計算はいまでも参照しかできない。