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 前回、iPhone OSが3.xにバージョンアップしたら何ができるようになるか、あれこれ具体的なイメージを挙げて紹介した。重要な話はほとんどカバーしているので、もう既に読者の方は想像を巡らせておられるだろうが、舌足らずだったイメージのいくつかを補足させていただこう。これまで作りたくても作れなかった外付け拡張メモリーが開発可能になるほか、iPhone直結のプリンター、デジカメの外部記憶装置に、USB接続のワンセグチューナーなども続々登場してくる可能性が出てきた。インテリジェントなリモコンにするアイデアは前回も書いたが、iPhoneをモバイルキーボードに、家電製品やAV機器のユニバーサルコントローラーにする、といった取り組みも登場してくるだろう。

図1 4月1日、日経BP社から発売された128GB容量(!)のiPhone専用外付け拡張メモリー
図1 4月1日、日経BP社から発売された128GB容量(!)のiPhone専用外付け拡張メモリー
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外付け拡張メモリーの可能性

 大見出しはエイプリールフールにちなんで飛ばしてみた(笑)が、数カ月後には間違いなく実現しているだろう。ただし、最初に実現するのは、各アプリケーションごとに増設メモリーが使える、というタイプの拡張メモリーだ。つまり、メモアプリや表計算アプリが、自己の文書としてDockコネクタに挿したメモリーに保存できるというもの。

 現在のところ、セキュリティー確保のため、すべてのアプリで同一データを共有したり、iPodライブラリの保管場所として使うということは実現が難しいようだ。しかし、このような形の増設メモリーが出てくれば、デスクトップアプリとの情報共有がスムーズになると同時に、バックアップなどが簡単になるため、使い勝手はぐんと向上する。カメラアプリやGPSトラッキングアプリで使えば、外出先から帰って来たら外付け拡張メモリーをデスクトップマシンに挿し換えるだけで読み込み完了となる。これまでのようにWi-Fiで転送したり、データ共有のためのWebサーバーアプリにアップロードしたりする手間が省ける。

 こうした外部メモリー仕様が標準化されるか、あるいはアップル自身が率先して仕様を策定すれば、上記のような制約は外れてくるだろう。さらに、OSが正式にサポートするようになってくれれば、これまでのようにアプリケーションが入りきらなくて困ることもなくなるだろう。そうなれば、もちろんのこと、「マイドキュメント」はUSBメモリーに一括して保存しておけるようになる。

 現在、iPhoneやiPod touchにインストールできるアプリケーションは管理画面1面当たり16本、全部で9面、144本だ。144本もあれば十分だという意見もあろうが、あれこれ試してみたい人にはすぐに使い切ってしまう分量だ。アプリのカテゴリごとに外付け拡張メモリーを換えて保存しておけば、どれほど利便性が高まるか。ちょうど、カートリッジを挿し換えるように使う。ゲーム、エンターテインメント、ビジネスと区分けしてアプリを保管、データも一緒に管理できるなら、利便性とともにセキュリティーも高まる。実に快適そう。アップルにはぜひ早めの対応をお願いしたいところだ。