PR

 豚インフルエンザが広まっていると聞いて、「そう言えば……」と思い出したものがある。グーグル財団がサポートしている数々の健康関連テクノロジー開発組織である。

 グーグル財団は3年前にラリー・ブリリアントという人物をチーフに迎えてスタートした。ブリリアント氏はユニークなバックグラウンドを持つ人物で、インド付近を放浪した後、発展途上国で天然痘撲滅運動にかかわった医者で、WHO(世界保健機関)に勤めていたこともある。

 彼の影響もあってか、グーグル財団が寄付金でサポートする組織には世界の健康問題に関するもの、とりわけ伝染病の予防と対策をインターネットなどのテクノロジーで行おうというものが多かった。

 さて、豚インフルエンザについて、こうした組織は何をやっているのだろうと思い、クリックしてみた。

 時期尚早なのか、4月27日時点でトップページに豚インフルエンザ関連の情報をすぐわかる形で掲載していたのは、ヘルスマップのみ。このサイトは、世界の重要医学ニュース、主要ニュースから伝染病関連フィードを地図上にマップしている。

 このサイトを見ると、世界にはこんなにたくさんの伝染病があるのかと驚くほどマークが立っている。中でも「急速度で拡大」を表すオレンジ色のマークが、メキシコとアメリカ南部の州に立っている。これをクリックすると、関連ニュースへのリンクが表示されるという仕組みだ。

 出てくるニュースは、「メキシコへの旅行者、豚インフルエンザ感染を心配」「WTOがメキシコ政府に2億ドルの対策費を援助」など。豚インフルエンザ自体の広まり具合はわからないが、大体どこでどんな伝染病が現れているのかということや、その内容が手短に把握できる。