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 Googleの屋台骨である検索機能に新しい機能「サーチウィキ」が追加された。

 ユーザーインタフェース的には、ほんの小さなマークでしかないので、よほど気をつけてみないと気づかない。

 しかし、内容はすごい。検索結果の並び順を変えてもいいよ、というのである。

 世の中に検索エンジンはたくさんあるけれども、何を基準に選んでいるかといえば、それは検索結果の並ぶ順番、つまりランキングだと思う。自分の探している情報にぴったりの候補が上の方にあれば、「この検索エンジンは使いやすい」となる。いくら候補の中にあったとしても、105番目でした、というのでは話にならない。

 Googleが世の中に出てきた時も、このランキング部分がスゴイと評判になって、わっと広がった。ロボットプログラムで集めてきたサイトの中身にどんなキーワードが含まれているかを分析するだけでなく、PageRankと呼ばれる技術でWebのリンク構造全体を調べて、サイトの重要度を判定したからである。単純に言えば、たくさんリンクされているページが評価の高いページ、という考えだ。

 学術論文の世界では、よく引用される論文ほど重要な論文であるというのは常識だ。その常識をネット検索の世界に持ち込んだのがGoogleだったのである。

 現在は、より複雑で高度な判定を行っている。ただ、Googleにとって検索結果の「並び順」がかけがいのない価値であることに変わりはない。

 ところが、新機能である「サーチウィキ」では自分の好みに合わせて 検索結果の順位を動かしたり、不要な結果を削除したり、検索結果にコメントを付けたりできるのである。もちろん、そのカスタマイズが他人に影響するわけではなく、自分にだけ影響するのだが、機能的にはそれで十分だろう。