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 褒めちぎりサイト「ほめられサロン」が、ネットやテレビで話題になっている。

 名前:ほめられサロン。性別:MAN。職業:プログラマー。と入力すると、「ほめられたいですか?」と聞かれるので、「はい」しか選択できないボタンを押すと軽快な音楽とともに褒めちぎってくれる。

 「ほめられサロン。ちょっとトイレちっくな入口がかわいい!」「ほめられサロン。おまえ、すごい感性してるわぁ。」「ほめられサロン。おまえできるな!」「ほめられサロン。この開発ポテンシャル高いわ。」「ほめられサロン。ユーザの要望以上だよ。」「ほめられサロンさん、だーい好き☆」 そして、カーソルを動かすと大きな文字になって「ほめられサロン。ありがとな。」とくる※1。

 もちろん自分の名前でもやってみる。大人になってからは叱られることばかりだ。このコラムも90回も書いたけれど、褒めてもらえたことはほとんどない。ありがとうメールは、たまに(うれしいです)。ご批判メールや、これはひどい、あいつはアホや、というWebへの書き込みは山のようにある(僕の能力の問題もあるけど…)。だから、やっぱり、褒めてもらえるのは、機械仕掛けとはいえ、キモチがいい。ほめられサロンで褒めてもらっていたら、なんだか、忘れていたものを思い出したような気がしてきた。

 でも、ちょっとまてよ?!

 もう一度、ほめられサロンの最初のページに戻ってみる。名前、性別、職業…、職業の選択肢を見ると、やっぱり…だ。一般事務、営業、主婦、デザイナー、プログラマー、自衛隊、建設業、農業、その他、とある。はて?

 職業の選択肢は、会社員、学生、自営業、公務員…、なんて続くのがフツーなのに、ここに並んでいる職業は、主婦、自衛隊、建設業、農業もある。主婦なら「キミの主婦業を年収に換算したら1200万円だ」とか、自衛隊なら「匍匐前進(ほふくぜんしん)、はえ~な(早いな)。しかし」とか、建設業なら「上腕二頭筋がステキ☆」とか、農業なら「よう実ってますな。」とかくる。なんか、わかってる感じだ。

 インターネットのサイトで単に人集めが目的なら、サイトをデザインする人は、おそらく人気が出るように、最後の3つの職業は選択しないだろう。興味がぐんぐん湧いてきて、kakula.jpとは何者なのかを知りたくなる。