PR

 Google Earthで古代史の謎を探るといっても、それほど真剣な話ではない。現代でも風水で方角を気にする人がいるように、古代では建造物や街路の方向に宗教的な意味を持たせることがあった。ところが当時の宗教的世界観が現代まで伝承されていないことがある。そこで遺跡や古道の方角を調べ直すと、古代史の真相が見えてくるかもしれない。古代史探求に、Google Earthが利用できたら面白いだろう。

 具体的に法隆寺街道で調べてみよう。解説をウィキペディアから借りると、「法隆寺街道は、奈良県生駒郡斑鳩町から橿原市に至る街道。 古代では「筋違道」と呼ばれた古代官道のひとつであった」とのことだ。また、「法隆寺と飛鳥宮を直接まっすぐに結ぶ道として(北北西-南南東方向・南北から約20度)傾いて設置された。当時、聖徳太子が行き来したとされており、後に「太子道」とも呼ばれるようになった」とも言われている。

 千年以上も昔の古道だが、現代でも多少、残存している。「今も川西町結崎から近鉄黒田駅付近を経て田原本町宮古までの一部区間、3kmほどが斜めにまっすぐ通る道路としてはっきり残っている」とのことなので、実際にGoogle Earthで調べてみよう。

 衛星写真では道のようすがわかりづらいので、以前「Google Earthで各種地図機能を強化する」で取り上げたGoogle Maps Overlayで地図表示にして、近鉄黒田駅の辺りを探ってみる。確かに、南北から約20度傾いた直線の道が存在するのがわかる。ここにGoogle Earthの定規の機能で線を引いてみる。

現存する法隆寺街道に定規で線を描いてみる
現存する法隆寺街道に定規で線を描いてみる
[画像のクリックで拡大表示]