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 先週、NTTドコモとソフトバンクモバイルが、夏の新機種を発表しました。NTTドコモは18機種、ソフトバンクは19機種です。しかし、こんなに多くの機種を発表できるのも今のうちだけかもしれません。来年以降、携帯電話事業者が扱う端末の数が大きく減ることになるからです。

 携帯電話の契約者数は、「純増数」という数字で表現されることがほとんどです。これは、月間に加入した「新規契約者」から「解約した利用者」を差し引きした数です。電気通信事業者協会(TCA)という団体が毎月統計として発表しています。

 しかし、実際には、2Gから3Gのサービスに載り開けているユーザーがいて、これは「新規契約者」と「解約した利用者」の両方にカウントされるため、純増数には表れてきません(図1)。

出荷台数は、新規、乗り換え、機種変更の3つで構成
出荷台数は、新規、乗り換え、機種変更の3つで構成
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 純増数は、契約ユーザーの動向を見るのには便利ですが、携帯電話の台数の把握には使えません。これは、上記のように、2Gから3Gへ乗り換えた契約者が含まれていないからです。

 例えばNTTドコモの場合、2009年3月末の純増数は27万8200契約ですが、2Gサービスの解約は47万3000契約、3Gサービスへの加入は53万3934契約となっています。すでに2Gサービスの新規契約は終了しているため、2Gサービスの47万3000契約という数字は、純粋に解約したユーザーの数です(ちなみに各通信事業者とも2Gの新規契約は終了しています)。

 さて、各社の2Gサービスの契約者数と4月の解約数を見ると、表1のようになります。このままのペースで進むと、1年以内に2Gサービスのユーザーは3Gへと移行します。

事業者4月の解約者数契約者残数予想終了時間*1予想終了日時*2
NTTドコモ47万700508万970011カ月2010年2月
ソフトバンクモバイル18万700179万860010カ月2010年1月*3
au650030万910048カ月-

*1 残数を4月解約者数で割り、四捨五入
*2 予想収量時間から算出(事業者がサービスを終了する日ではないので注意)
*3 ソフトバンクモバイルは2010年3月末に2Gサービスを終了することを発表している