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 「ググる(Googleで検索する)」なんてもう日常語。最近「ぼく、1日に100回はググってます」というツワモノを発見した。疑問が浮かんだらいつでもどこでもググっているらしい。当然、常にノートパソコンから手を離さないのだとか。よほど知的好奇心が高いのだろうけど、そこまでパソコン浸りになって大丈夫?(笑)。

 この人に限らず、今やGoogleの検索ならみんなお手のもの。多くが検索のコツや技を会得して、無意識に最適なキーワードを組み合わせることができるようになった。でもやはりキーワードの組み合わせなのである。相手がGoogleや検索エンジンだと、相手に合わせた質問文で検索しているのだ。

 もっと自然な言葉で検索したい。そう思うのは不思議ではないし、これまでも自然言語に近いかたちでインターネット上の情報を検索できるようにしたサイトはいくつかあった。その草分けは「Ask.com」である。最初はJeevesおじさんが答えてくれるという感じだった。日本では「Ask.jp」で運営しているが、6月25日付けで個人向けサービスを終了する。

 これらは抽象的な質問でも内容を加味した上で、質問に対する答えが掲載されているであろうWebページの一覧を提示してくれる。これはこれですごい。

 だが最近、また面白い検索サイトが現れたという。これはGoogleやAsk.comのような「検索」とは言い難い。質問文を理解して「回答」してくれるのだ。質問回答型のWebサービスである。

 サイトの名前は「Wolfram|Alpha(ウルフラム|アルファ)」、物理学者であるスティーブン・ウルフラムが開発して公開している。サイトは聞けばスラスラと回答してくれる科学者のようである。

 試しに質問してみよう。まずはGoogleやAsk.comで以下の質問を入力してみる。

 When is next solar eclipse after today in Japan?
 (日本で起こる次の皆既日食はいつ?)

 そうすると、どちらのサイトも日食に関して説明してあるページをずらずらと表示してくれる。上位数件を開いてみれば、およそ求める答えに相当するページを見つけることができる。

 では「ウルフラム|アルファ」ではどうか。日食が観測できる範囲を世界地図で示してくれるのだ。ただしこれと同じ皆既日食帯の図であれば、国立天文台のWebサイトにもある。ちょっと驚いたのが、3Dの図。月の丸い影が球状の地球に落ちているのがよく分かる。太陽の光を月が遮るという日食の仕組みを改めて実感できる、いい図だ。