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 この春に大学を卒業して、はや3カ月。パソコン雑誌の編集部に配属され、エクセルやワードと格闘する日々が続いています。今、後悔しているのは「大学時代に、もっとエクセルを勉強しておけばよかった」ということ。私の母校でもワードやエクセルの実習講座が用意されていたのですが、それも受けずじまい。今思うと、本当にもったいない話です。

 そんななか、数日前に二人の学生さんを取材しました。オデッセイ コミュニケーションズが、大学生・専門学校生を対象に実施した「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」の実技試験で、日本国内の最優秀に選ばれた学生さんです。一人は、慶應義塾大学法学部2年生の中村彩さん、もう一人は東北電子専門学校2年生の木村恭平さんです。

 この試験は、実際にパソコンを使いながら、エクセルやワードなどの操作スキルを検定するもの。問題数は15問から25問。それを50分の制限時間で解答していきます。ワード部門の最優秀に輝いた中村さんは、なんと10分程度でこの試験を終わらせ全問正解。エクセル最優秀の木村さんも、ほぼ同じ時間で満点を獲得しました。マイクロソフトの関係者でさえ「こんなスピードで操作できる人間は、ウチの社内にもいない」と舌を巻いたほど。選考は、一次の実技試験に加え、二次で「将来の夢」と題する小論文が課されました。二人は二段階の関門をクリアし、見事日本代表の座を射止めたのです。

 感心したのは、二人の意識の高さです。中村さんは「将来は、必ず弁護士になりたい。これからの弁護士は、資格を持つだけではダメ。ITスキルや国際感覚も身に付けないと生き残れない。そう考えて、この試験を受けた」と力を込めます。木村さんも「将来はSEを目指したい。ユーザーに喜んでもらい、誰かの役に立つシステムやプログラムを作るのが僕の夢」と控え目に語っていました。互いの性格は対照的ですが、共通していたのは明確な目標を持っていることです。

 私自身もそうでしたが、学生が資格試験を目指すのは「就職に役立つから」という動機を持っていることが多いようです。しかし、二人はそうした目先の就職より、自分の将来像を具体的にイメージし、それを実現するための道具としてITスキルを捉えています。だからこそ、資格の勉強にも身が入るのかもしれません。二人は7月にカナダのトロントで開催される世界大会に日本代表として参加します。他国の学生とどこまで渡り合えるのか。今から非常に楽しみです。

■変更履歴
「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」の主催者を「マイクロソフト」としていましたが、正しくは「オデッセイ コミュニケーションズ」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/6/30 14:00]