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 今月の映画は「Monsters vs. Aliens」だ。この映画のモンスターはディズニーのモンスターではない。これはPixarではなくDreamworksの映画だ。MvAのBOBはMonsters, Inc.のBilly Crystalというキャラクターととてもよく似ているが、共通点はあまりない。Dreamworksには独自のいろいろなモンスターたちがいるのだが、Pixar のモンスターとは違って押入れのドアの後ろとか異次元に住んでいるのではない。彼らはここ米国にいるのに、人々が彼らのことを知らないのはなぜかと言うのがこの映画のプロットの一部である。

 プロットはもちろんたわいもないもので、特にエイリアンに関しては実に無能なものとして描かれている。もちろん、「Independence Day」のエイリアンにも同じ問題があったが、これはアニメーションではなかった。つまり、Monsters vs. Aliensというアニメーションを見に行ってもよく練られたプロットは見られない。私たちは楽しむつもりで出かけて、楽しんだ。アニメーションは優れている。また、無理に虚構の世界に入り込もうとしなくても、自然に映画の世界に引きこまれる。Reese WitherspoonはSusanの声優として素晴らしかったし、Hugh Laurie別名Dr. House は時々自分をゴキブリに変身させるマッドサイエンティストとしてほぼ完璧な演技だった。この映画が最良の映画としてオスカーにノミネートされるとは思わないが、行って良かったと思う。推薦する。

 今月の本はRafael Sabatini著「Bellarion」だ。Sabatiniの著作の多くはもうパブリックドメインになっていて、インターネットで無料でKindleかiPhone用が入手できる。Bellarionは絶版だが、まだ著作権が有効なので、私はAmazonで古本を買わなければならなかった。私がこの本を欲しいと思ったのは、私がルネッサンスのベネチアによく似た社会を舞台にしたいくつかのシーンを書いているためだ。Bellarionは15世紀のイタリアが舞台だ。この小説の多くの、実際にはほとんどすべてのキャラクターと多くのプロットは実にリアルだ。Bellarion自身は実在の人物ではないが、しかし彼の経歴は実在したSir John Hawkwoodによく似ている。もしScaramoucheとかCaptain BloodのようなSabatiniの他の伝奇小説のどれかが好きだったら、これも気に入るだろう。このジャンルをあまり読まない人は無味乾燥な文体が多すぎるように感じて、当時の伝奇小説の決まりごとが奇妙に思えるだろうが、読み続けてほしい。すぐに夢中になる。少なくとも、私はそうだった。私はこの時代の社会の感覚をつかむために読むつもりだったのだが、とても楽しんだ。