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 Twitterが本格的に普及してきた。当コラムでは今年1月に話題にしたのだが、あれからTwitterの世界は大きく広がった。今では刻一刻と、あらゆる話題がTwitterで行き交っている。そこで改めてTwitterを振り返り、ここ半年で起きた小ネタを取りあげてみたいと思う。

 Twitterは英語で「さえずる」という意味がある。鳥が集まりピチュピチュとコミュニケーションしているようなイメージなのだろう。カナにするなら「ツイッター」あるいは「トゥイッター」、しかし「ついったー」と表記する方が通かもしれない。ただし今回は「ツイッター」と表記することにする。

 ツイッターは最長140文字の短文を投稿し、公開するサービスだ。「ミニブログ」とも言われている。ブログのように長々と説明することなく、思いついたこと、ひらめいたことをすぐさま投稿できる。チャット感覚で使える。

 これにはまる人は思ったことを言葉にしてスッキリするタイプかもしれない。また友達との情報共有にも役立つ。顕著なのがリンクの共有だ。面白いWeb記事があればツイッターで紹介する。

 ただし文字制限があるのだから、リンクを挿入すればあっという間に140文字が埋まってしまいそうだが、URLを短縮するサービスを使えば問題ない。URLを短縮するサイトはツイッターの需要とうまくマッチして、今では多用されている。「TinyURL.com」や「bit.ly」が有名だ。

 リンクの短縮と合わせ、画像も共有することができる。ツイッターそれ自体はテキストしか送信できないが、「twitpic」などツイッターに画像を投稿するサービスを使えばいい。携帯やパソコンから写真をアップロードすると、ツイッターに写真を表示する短いURLを投稿することができるようになっている。

 センセーショナルだったのが、1月にニューヨークで旅客機がハドソン川に不時着した時だ。ある乗客がフェリーに救助されたところで現場の写真をtwitpicやflickerに投稿した。当然ながらどのメディアの速報よりも早いためツイッターで広まり、一時はサーバーが落ちかけたとか。

 ちなみにその伝説的な写真はこちら。投稿した本人の自己紹介に「The Miracle on the Hudson Photo Guy(“ハドソン川の奇跡”写真の男)」という記述まであるのが面白い。確かにこの1枚で一躍時の人になってしまったのだから。