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徳永玲子ちゃんと、一緒に、先日、一泊のロケに行ったのよ。
予定では、「トコさんと玲子ちゃんで、『大人の女の、温泉2人旅』という主旨で、楽しく行ってきてください」というオファー。

■ひさびさだわ、こんなオイシイ仕事!

トコも玲子も大喜びで、
「なに着ていきます?」
「私は、黄色のワンピにするからさぁ」
「じゃあ、私は、ピンク系にしますー」
と、メイクルームでもしょっちゅうウキウキトークをしていたのよ。

で、出発の日。
「では、お2人でルンルン気分での出発シーンを撮りますから、
局の玄関から元気よく歩いてきてくださいね」
と、最初のシーンを撮ることになった。

「しっとりとした大人の旅を楽しみましょうね」
「といっても、湯布院だから、豊後牛とか鳥の炭火焼とか」
「いいですねー。それを、地ビールでプハーーーッ」
「うはははは」

と話しながら、ロケ車のドアを開けると、
そこにリポーターが1人乗っていた。
しかもジャージ姿である。

「あれ?どうしたの?」
「私達、2人で湯布院に行くんだけど」
「そこでなにやってんの?」
「違うロケ班じゃないの?」

すると、そのリポーターがロケ車から飛び降りてきて叫んだ。

■「お2人には『女子力向上部』で、合宿に行っていただきますっ!」

目がテンである。

■「なにいってんの?」
「私達は、湯布院温泉にいって、美味しいもの食べるんだから」
「しかも女子力向上部ってなに?」

「なに言ってるんですか、忘れたんですか、お二人は部員ですよ」

■そういえば、『女子力向上部』という新コーナーが始まり。
アラフォー以上の女性に、いろんな体験をしてもらい、女子力をアップさせる、
という、企画だった。

その第1回オンエアの時、勝手に
「というわけで、スタジオのトコさん玲子さんも、部員ですから」
と、勝手に入部させられてしまっていたのだった。

■うっかり、うなずいたら、恐ろしい罠があったのね。

それから、リポーターとお揃いのジャージに着替えさせられ。
頭には、女子力と書いた鉢巻まで巻かされてしまった。
せっかく、カワイイ服着てきたのに、ムダである。

「ダサすぎる、もっとカワイイジャージなかったの?」
「ダサすぎる、もっとカワイイジャージなかったの?」
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しかも、カメラは、トコを以前もドクターコパ風水ロケで、だました前科のある高松シャチョーである。
もう、彼にだまされるのは、3度目である。
あ、アタシがアホなのか?

「また、だましたのねっ!記念写真とってる場合?」高松カメラマン。ブログにアップするって。フンッ
「また、だましたのねっ!記念写真とってる場合?」高松カメラマン。ブログにアップするって。フンッ
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■ふぅ。ブツクサ言っても、しかたない。
カメラも回っているし。
スケジュールもあけているので、しぶしぶ、ロケ車に乗った。
この時点でも、何をするのか、どこに行くのか、知らされないのである。

高速道路にのって、基山PAに寄った。
クルーにこっそり聞く。
「これって、朝ごはんだけ?それとも、朝昼兼用くらいの感じ?」

しかし、なかなか口を割らない。
「うーん、そうですねー。お昼は向こうで食べる時間はあると思いますよ」

「だいたいさあ、何時間くらいかかるのよ、目的地まで?」

「うーん、3時間以上ですねーー」

「えーーー、鹿児島で黒豚?」
「いえ、違います」
「じゃあ、宮崎で、宮崎牛?」

「だからっ、もう、グルメはないですから。
おいしいものはないですっ。合宿ですよ」
「えー、ぐすん」
「豊後ギューに、おんせんーーー」
と、大人の女の癖に、売店でジタバタ騒いでいるのであった。

だって、納得できないもん!!

しかし、我に返ると、好奇の目が集中。

だって、変なかっこうしてパーキングエリアの弁当売り場に
3人いるんだからね~。

「ちょっと、お客さんがみんな見てますよ」
「うん、ヤバイ。自分の姿を忘れてた」
「3人で一緒なら、なにか扮装をしているってわかるから離れないようにしましょう」
「そうね、ひとりで、この格好は、変な人だよね」
「ねえ、トイレも一緒に行こう」
「そうですね」

なんか、恥ずかしさで結束力は強まったわ。

さあ、三時間後。
■トコたちはたどり着いた、ここはどこ?

タントー(ハツトージョー)モギ:
おぉっと、今日はここまでですか。
チャンネル替えないで待ってます