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 Googleは、これまで書かれたすべてのものを生きているすべての人が利用できるようにしようとしている。これは実に大胆な野心だが、問題がある。情報の多くは無料ではない。それは知的財産であって、何らかの法律で保護されているので、それを無料で提供しようという目的は著者、発明者、詩人、芸術家そのほかのクリエーターの権利と衝突する。

 インターネット上で人の作品を提供することは、実際には広告の一形態であって、正当な販売を増加させるはずだと言う意見がある。確かにその作品がまだ絶版ではなく、広告されていない一部の書籍や著者の場合はそうだろう。だが一方で、いくつかの出版者は少なくとも一部の作品の電子書籍化権に積極的に金を払おうとしている。そして私は本の無料の電子コピーの所有が本を買おうという考えに結びつくかどうか疑問に思う。

 Googleは2つの方法でこれに関与している。第一に、Googleは人々が作品の海賊版のコピーを見つけることを可能にしている。それは目新しいことではない。

 Googleは本のスキャンもしている。いくつかの主要な図書館にある著作権のある作品を含む全コンテンツだ。その結果訴訟が起こった。そして最終的に著作者組合がすべての作家の名のもとに集団訴訟を始めた。Googleと著作者組合は和解に達した。それはわずかな金額(たくさんではない)を、著作物をGoogleにスキャンされた著者にもたらす。ただし条件がある(1)この件に関してGoogleを訴える他のあらゆる権利を放棄すること。そして(2)自分の作品の権利を主張するかなり煩雑な大量の手続きを一件ごとに行うこと。もちろん、ここに述べたことは非常に簡単な概略だ。私は以前のコラムでこの件を詳しく論じた。

 多くの著者と著者協会が和解に反対した。議会で法律が作られることなく、Googleと著作者組合の間の契約によって著作権の性質を根底から変えている。何人かの著者はこの和解をGoogleの略奪と呼んでいる。