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 お盆休みも終わった。そこで、秋への助走の前に、ひとつ下ネタを。下ネタと言ってもウォッシュレット、日本名物のシャワー・トイレ、温水洗浄便座のことである。

 私はアメリカに来てから10数年を過ぎたが、かねがねどうしても腑に落ちないのが温水洗浄便座がこの国で普及しないことである。日本では個人住宅はもとより、ホテル、オフィス、果ては公衆トイレにまで温水洗浄便座が行き渡っているというのに、この国ではあちこちで観察してきたものの普及する兆しがまったく見られないのだ。

 温水洗浄便座が設置されいているとすれば、日本企業の駐在員の自宅くらいか。温水洗浄便座の広告も、日本人向けの日本語新聞などでしか見ることはなかったし、どんな高級ホテルに行っても、どんなお金持ちの自宅へ招かれてもないのだ。

 ところが、あった! 先日初めて、アメリカでの設置例を目にしたのである。それは、グーグルの本社だ。

 調べてみると、グーグルの本社では、すでに数年前から導入していたようだ。グーグルには何度か足を運んでいたものの、トイレには行きそびれていた。おしゃれなレストランやホテルでは、必ずトイレをチェックするべしという、私なりの規則をここではすっかり忘却していたのだ。

 グーグルにあった温水洗浄便座は、今日本で開発されている先端型に比べると、ずいぶん旧式のものだろう。TOTO社製。一応赤外線のリモコン・パネルで操作するタイプのものだが、機能はごく基本的なラインアップで、自動的に便座が開くとか消臭機能はついていない。