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 11年暮らしたアパートから引っ越すことになり、うだるような炎天下の中、腰痛ベルトを汗だくにしながら近所の部屋に移りました。しかし引っ越しというのはこれほど大変なことだとは思わなかったよ。荷物の梱包や移動はクロネコさんに頼んだのでスムーズにいったんだけど、その後の整理がもう地獄。山と積まれた段ボールに足の踏み場も無く、しばらくは荷物整理は新しい家。寝る時はテレビもクーラーも何も無い部屋に布団が1枚。熱帯夜の中、親子5人が雑魚寝するという密入国の漁船みたいな有様。ご飯なんて床にじかに新聞紙を敷いて、コンビニ弁当の毎日。小学校5年の愚息は「とうちゃん、キャンプみたいだね」と大はしゃぎ。まあ、そんな日もやっと過ぎ少しは日常生活に戻ってきている今日この頃です。

 さて引っ越しで面倒なのはパソコンの移動だよね。今まで4畳半をまるまる俺の仕事部屋にしていたが、新しい家は一間少ないので俺と倅(せがれ)の勉強部屋は同じになってしまった。その上、使っていたパソコンデスクが「こんな大きいの入らないわよ」というかみさんの一言で捨てることに。「それなら太って着られなくなった服が詰まっているお前のタンスの方がいらないんじゃないの?」と言いたいところをグッとこらえて粗大ごみに。だから買ったばかりの25型一体型パソコンの置く場所がない。その上、電話線が居間にしか無く、コードを伸ばすとなると壁に穴を開けなくてはいけない状況に。「穴なんて開けたら大家さんに怒られるし、出る時余計にお金かかるから駄目」とまたまたかみさんに怒られる。

 そこで今まで便利だけど設定とかが面倒だからやめておこうと思っていた無線LANに挑戦することに。実はゲーム大好きな俺はWiiやDS、PSPを持っていて「オンライン対戦って面白そうだな」と常々思っていた。モンスターハンター3も出たことだし、いつかは無線かな? とは頭の片隅にあったが「いやいやそんなことしたらゲームばかりして落語の稽古をしなくなってしまう」とパンドラの箱を封印してきた。しかしこのままでは仕事のメールを確認するために重いパソコンを持ち上げて居間のテーブルに設置し、子供たちが「おかあさんと一緒」を見てる横で原稿などを書かなくてはいけない。エッチな画像を見てる横でかみさんが「ガキの使い」を見て馬鹿笑いしている場合もあるかもしれない。それは回避しないと。俺は「電子機器を設定しようとすると必ず失敗する病」にかかんに立ち向かうことにした。