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 8月は大きな地震が何度か起きた。8月11日早朝の駿河湾を震源とした地震では最大震度は6弱、地震の規模を示すマグニチュードは6.6だった。筆者のいる都内でも震度4ほど。このほかにも8月はマグニチュードで6を超えるものもけっこう起きている。

 マグニチュードで最大だったのは8月9日の夜に東海道南方沖を震源とした地震だ。東京23区も含め最大震度は4だったが、マグニチュードは6.9と大きめだった。あまり大きな震度にならなかったのは震源が340kmと深かったためだろう。最大震度が4だった割には北海道から四国まで広範囲に揺れた。

 ついでではあるが、筆者のオカメインコはマグニチュードの大きかった方に激しく動揺していた。どちらの地震も都内の震度はほぼ同じだったのに。鳥は揺れ方でマグニチュードの規模が分かるのだろうか、なんて思った。いや、ただ単に短期間で連続したから慣れたのか、あるいは早朝の地震では爆睡中で気付かなかったのかもしれない。

 折しも7月から「東京マグニチュード 8.0」というアニメ番組を見ているが、実際の地震で妙にリアリティを持って感じられるようになった。この番組は首都圏での大規模な地震を想定し、大規模な調査と検証に基づいて制作されているため、フィクションとはいえど内容はかなり本格的である。物語は世田谷に住む中学生と小学生のきょうだいがお台場で地震に遭い、バイク便で働く女性とともに危険をかいくぐりながら自宅まで帰ろうとする道のりを追う。二次災害の危険や避難中の注意事項などがうまく盛り込まれており、とてもためになる。おすすめ。

 幸い、都内では近年大きな地震に見舞われたことはないが、筆者は数年前たまたま震度5~6を経験する機会があった。2004年10月の新潟県中越地震である。湯沢で用事をすませ、いざ帰ろうとしたところで地震が起きた。その時は季節外れのスキー場の駐車場にいたため、周囲には倒れてくるような家具もビルもなく、幸運すぎるくらいに安全だった。これが地震を考える上でいい経験になった。

 前述のアニメ番組ではないが、本当に首都圏を大地震が襲ったらどうなるだろう。準備は万全だろうか。特に気になるのは、そのときに携帯電話をはじめ身近なIT技術がどこまで役に立つか、今どこまで準備が進んでいるかだ。

 筆者が中越地震に遭遇してからもう5年も過ぎた。今ならモバイルデバイスやソフトウエアなど、当時より格段に基盤は整っている。きっとできることは多いはずだ。