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 Mac OS XがSnow Leopard(10.6)に、iTunesが9に、iPhoneとiPod touchのシステムが3.1にアップグレードされ、Macの使いやすい環境にますます磨きがかかっている。新しい機能が次々に加わってもいるが、慣れている人なら画面上の指示に従うだけで難なく使いこなせるはずだ。ところが、Macを使い始めて間もない人にはこれがなかなか難儀なもの。しかも、アップル(ジャパン)のサイトには肝心のビデオチュートリアルへのリンク切れがゴロゴロ。文字通り悲惨な状態だ。これではユーザーは増えないし、せっかくMacを始めた人も離れて行く。サービスの品質をしっかり高めてよ、アップルさん。

分かりやすいビデオチュートリアル

 アップルはビデオや音楽をうまく組み合わせた、いわゆるマルチメディアコンテンツを上手に駆使して商品説明する手法に長けている。シンプルに整理され、美しくレイアウトされたWebページはとても読みやすく、安心して見ていられる。使っているフォントも吟味したものが使われ、いかにも目に優しい感じもする。

 また、アプリ解説はビデオ形式に作り込んだものが用意され、初心者にも取っ付きやすい。例えば、これは「iWork '09」を構成するワープロソフト「Pages '09」の「ようこそPagesへ」と題された解説ページ(図1)だ。

図1 「Pages '09」を最初に開くか、「ヘルプ」メニューの「ようこそ Pages へ」を選ぶと表示される画面。ここで、アプリの概要が手っ取り早く学べる。
図1 「Pages '09」を最初に開くか、「ヘルプ」メニューの「ようこそ Pages へ」を選ぶと表示される画面。ここで、アプリの概要が手っ取り早く学べる。
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 ここに記されている通り、「Pages '09について詳しく知るには、実際の動きを見るのがいちばん」だ。一通りビデオを見れば、Pagesでどんなことができ、やりたい仕事はどこをどう操作すればいいのかが手っ取り早く理解できる仕掛けになっている。

 「製品マニュアルはできるだけ簡潔にシンプルに、分量も数ページに抑える」というMac誕生の時からの基本方針が貫かれ、製品パッケージには厚ぼったいマニュアルは一切添付されていない。ブロードバンド接続が当たり前になった今日ではその方針はさらに進んで、解説はネットで、しかも、分かりやすいビデオでと突き進んでいる。

 というわけで、では最新版のiTunes 9の使い方を勉強してみようと手がかりを探したら、悲惨な結果に。オイオイ、こんなの一流企業のすることではないんじゃないか?