PR

 グーグルのサービス一覧に世界中の学術論文を検索する「Scholar」という検索がある。

 ふだん論文を読むという習慣がないので、 あまりお世話になったことはないのだが、好奇心から試してみることにした。

図1 「サービス一覧」のかなり下のほうにある「Scholar」をクリック
図1 「サービス一覧」のかなり下のほうにある「Scholar」をクリック
[画像のクリックで拡大表示]

テーマで検索

 メディアでよく目にする言葉で、自分で分かったようなつもりで使っているが、じつは腑に落ちていない言葉ってたくさんある。例えば、最近なら「二大政党制」とか「後期高齢者医療制度」といった政治絡みの言葉。

 自分が二大政党制についてどれだけ説明できるか、となると心許ない。

 ふつうに検索するとつい辞書的な説明ばかり頭の中に入ってきてしまうので、ここはひとつ論文検索を利用してみることにする。

図2 Scholarの検索画面。通常のGoogle検索と変わらない。対象が絞り込まれているだけだ
図2 Scholarの検索画面。通常のGoogle検索と変わらない。対象が絞り込まれているだけだ
[画像のクリックで拡大表示]

図3 「二大政党制」を検索すると、中国語の論文がずらっと並んだので驚いた。世界の論文が読めるという意味を実感するが、理解はできないので、日本語のページのみに直す
図3 「二大政党制」を検索すると、中国語の論文がずらっと並んだので驚いた。世界の論文が読めるという意味を実感するが、理解はできないので、日本語のページのみに直す
[画像のクリックで拡大表示]

図4 日本語の論文がヒットした。全部が読めるとは限らず、引用元として利用されている論文の名前も出る
図4 日本語の論文がヒットした。全部が読めるとは限らず、引用元として利用されている論文の名前も出る
[画像のクリックで拡大表示]

図5 「引用」をクリックすると、その論文を引用している論文のリストが表示される
図5 「引用」をクリックすると、その論文を引用している論文のリストが表示される
[画像のクリックで拡大表示]

図6 「PDF」と書かれた論文をクリックすると、論文そのものが読める
図6 「PDF」と書かれた論文をクリックすると、論文そのものが読める
[画像のクリックで拡大表示]

図7 リンクをクリックすると、抄録が読める場合もある
図7 リンクをクリックすると、抄録が読める場合もある
[画像のクリックで拡大表示]

図8 英訳して「two-party system」でウェブ全体から検索。さすがに海外の論文引用元の数がハンパじゃない。英語が読めたらな、と後悔する瞬間
図8 英訳して「two-party system」でウェブ全体から検索。さすがに海外の論文引用元の数がハンパじゃない。英語が読めたらな、と後悔する瞬間
[画像のクリックで拡大表示]

 というわけで、いろいろと検索して日本語の論文を読んでみたところ、ありがたかったのは、学生が発表した論文だった。与えられた題に関して、資料を集め、問題点を抽出し、分析しているので、なまじ新聞記事などを読んでわかった気分になるよりも本格的に問題点が頭に入る。意外な収穫だった。