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手順3:ガジェットを追加する

 以上で完成です。サイドバーを実行してみましょう。Windows 7 の場合には、デスクトップを右クリックし「ガジェット」をクリックします。

 Windows Vistaの場合は、以下のパスを実行してサイドバーを起動します。そして、サイドバーを右クリックして、「ガジェットの追加」をクリックします。

- Windows Vistaサイドバーのパス
- "%ProgramFiles%\Windows Sidebar\sidebar.exe"

 すると、ここで作った ExecMyApp というガジェットが追加されているので、マウスでドラッグするか、ダブルクリックするとガジェットを起動させることができます。そして、「挨拶を起動」ボタンをクリックすると、なでしこのプログラムが起動します(このとき、なでしこがインストールされている必要があります)。

ガジェットを追加
ガジェットを追加
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プログラムの解説

 ここまでの手順で見た通り、Windowsのガジェットは、HTMLファイルで作成することができます。基本的に、ガジェットの設定ファイルと、本体ファイルを配置することでガジェットとして動かすことができます。

 そして、何より嬉しいことに、ガジェットの中では、ActiveXObject が利用できるので、任意のアプリケーションを実行したり、ファイルの読み書きを行わせることができます。ガジェットの本体は、なでしこで記述できませんが、JavaScript の ActiveXObject を使うことで、なでしこのプログラムを起動させることができるのです。

 以下は、ガジェットの本体ファイル「index.html」の<script>タグの中身を単純にしたもので、Windowsの電卓(calc.exe)を起動する例です。

<script type="text/javascript">function runApp() { // シェルオブジェクトを取得 var shell = new ActiveXObject("WScript.Shell"); // スクリプトを実行 shell.run('calc.exe');}</script>