10月22日のWindows 7の発売にあわせて、マイクロソフト日本法人はサプライズゲストを招くことに成功した。
それは米マイクロソフトのWindows & Windows Live担当のスティーブン・シノフスキー(Steven Sinofsky)プレジデントである。
Windows 7の開発リーダーであり、Windows部門のトップのシノフスキー氏が、世界同時発売の10月22日に、なんと日本にいることになったのだ。
発売イベントは、世界6カ国で開催されることになる。米国では、スティーブ・バルマーCEOが出席することになるだろうが、Windows 7チームの「顔」ともいえるシノフスキー氏の来日は、まさにサプライズといえよう。
シノフスキー氏は、現在、プレジデントとして、Windows、Windows Live、Internet Explorerの開発からビジネス戦略やマーケティングに至るまで、Windowsビジネス全体を統括しているが、Windows 7の開発時点では、Windows & Windows Liveエンジニアリンググループ担当のシニアバイスプレジデントを務め、まさに現場で指揮を執っていた。発表した期日通りに、完成度の高いWindows 7を発売に導いた実績が、Windows部門トップへの昇格につながっており 、同氏はマイクロソフトの新年度がスタートした直後の今年7月8日に、プレジデントに昇格したばかりだ。
実は、それ以前には、Microsoft Officeシステムの開発に携わっており、日本の開発部門であるマイクロソフトデペロップメントとは深いつながりがある。最近では、オフィシャルでの来日は少ないようだが、社内では親日家として知られており、日本人以上に成田からNEX(成田エクスプレス)を利用した移動に精通していたり、秋葉原の量販店で、日本のメーカーのPCやデジタルカメラを購入することはお手の元という情報もある。
そして、発売日の来日も、シノフスキー氏自身が決意したものだという。
