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「占いランチ」というものに招待された。
鯛のソテーとか、豚の炭火焼とか、トマトのパスタなど、いろんなメニューがあって、選んだ料理によって、その人となりを占われるのだろうか。いやいや、フォーチュンクッキーみたいに、おみくじのようなものが、料理の中から飛び出してくるのかしら。
かなり、頭を悩ませたが。
実際は、ランチを食べた後に、占いをしてもらえる、というセットだったのよ。
ちょっと拍子抜けだったが、まあ、なかなか占いなんて、自分からしてもらわないタイプの超現実的な女なので、それはそれで、楽しみである。

どれくらい現実的か、というと、昨夜は、流星を眺めて、「金」「車」「男」と叫んだばかりだ。

さあ、占いランチ。サクサク食事を済ませて、占いだ。
洋食のレストランから、和食の座敷に、向かう。
「こちらで、先生がお待ちです。本日は手相の先生です」
示された部屋のふすまを開けると、小さなおばあさんがちょんもらっ、と座っていた。
あ、ふけてるけど、焼けた旅館から逃げてきた座敷ワラシ!?、と思ったよ。見たことないけど、たぶん、いるようないないような、こんな感じじゃないかな。

「こんにちは、よろしくおねがいいたします」
案内して来た人は、
「では、この後は、人に聞かれたくないこともございましょうし、
お二人でゆっくりどうぞ」
言い残して、立ち去っていった。

座敷ワラシと、トコ。
手相だと、言われたので、そっと片手を出す。
「はいはい、両方見せてね」
あわてて、両方の手のひらをそろえて差し出す。
すると、ワラシは、やにわに、トコの右手をひっくり返し、手の甲をながめるのよ。
(えっ、手相って、手のひらのシワを読むんじゃないのか?)
怪訝に見つめていたらワラシが口を開いた。
「あなた、おしゃれね~」
つめのマニキュアと、2本の指輪のデザインを見たかったらしい。

「えっと、手相って、手の甲も関係あるんですか?」
一応聞いてみた。
「そうね」
どっちつかずの答えが返ってきた。まあいいか。
そしていきなりこう続けた。
「あなた、生命線がすごく短いけど、早死しないから」
だとさ。
占いが始まって一番に、それも唐突に寿命を告げられたらショックである。
しかも、トコ、素人とはいえ、こっそり気になっていた部分でもある。
「げげっ、それは、私も気になっていたんです。あきらかに、生命線が親指の付け根くらいまでしかなくて、短いですよね」
「うんうん、私も同じくらい短いけど、切れてるけど、つながるから、線」
などと、意味不明のことをつぶやく。
まあ、離婚により、リセット。2回目の人生を生きていると考えればいいのか。
ワラシは何も言わなかったが、自分でそう判断した。

それから、生年月日を聞かれた。
正直に話すと、
「あら、若く見えるわねぇ。特別なことしているの?」
と、美容に関して質問である。
いやいや、聞きに来たのはこっちっすよ、センセー。

さて、いよいよ、メモった生年月日を元に、今から話が始まるらしい。
背を正していたら、机の上のクリアファイルを手にとって、開き始めた。
「えっと、あなたは、7だから、ここね」
覗き込むと、「7の数」と書いてあり、適職がずらずらとあった。
ううむ、これって、誕生日大全とかにも載っているあれですよね~。
この表は、プロじゃなくても入手できますよねー。
ていうか、資料がクリアファイルに入っているって、どうですか。
せめて和綴じの帳面に自筆で書き込んでいたら、信憑性が増すと思うんですけど。

そんなことを考えながら、ハイ、そうですねー、と適当に相槌を打っていたら最後に。
「あなた、腰悪いでしょ。気をつけなさいよ」
と、ズバリ当てられたのよ。

「ええっ、何でわかったんですか。私、腰が悪いんですよ。でも
手相で、腰の調子とかわかるんですか?」
大げさに驚くと、うれしそうにワラシはうなずいたのであった。

手相じゃなくて、トコの立ち振る舞いから感じたのだろうが。
お互いうれしい瞬間だった。

なんか、占いって、協調性を高めるんだね。

タントーヨシダ:
今年のおみくじは、小吉だったなぁ。
さてさて今日はWindows 7の発売開始日。昨晩の秋葉原は盛り上がっていましたが、
今朝の量販店での状況はお寒い状況で、10人くらいしか並んでいませんでした。
なんだかなあ。
先日のホテルのプランですが、シングルで1万2000円だそうです。