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 Kindleの国際版ですが、ファームウエアがアップデートされ、上位機種のKindle DX(米国内版のみ)と同じく、PDFビューアーが装備されました。これは、かなり大きな変化です。

 これまでKindleでは、PDFファイルは変換しないと見ることはできませんでした。ですが、以前お話したように、この変換で、図版の一部が欠落してしまいます。例えば、ビットマップの図は正しく表示されますが、表の罫線などが消えてしまいます。

 文学書ならばこういう問題はあまりなさそうですが、技術的な文書では罫線が消えてしまうのは大きな問題です。表中のテキストは残るため、変換された文章の途中に理解しにくいテキストが挟まるからです。

 しかし、PDFビューアーでは、こうした問題は起きません。表も正しく表示されます。また、Unicodeフォントをインストールしておけば、日本語のPDFファイルもきちんと書籍リストを含めて表示できるのです。

 なお、Kindleで日本語などの表示を可能にする「Unicode Fonts Hack」は、ファームウエアをアップデートしたあとでも、インストールが可能でした。ただし、ファームウエアをアップデートする前に、一度アンインストールしておかなければなりませんでした。Unicode Hackが入っていると、アップデート自体が失敗してしまうのです。

 ソニーの電子ブックリーダーである「Sony Reader」は、PDFビューアー機能を初代機から備えていました。今回は、Sony ReaderとKindleを比較してみることにしましょう。

KindleのPDFリーダーは、ページイメージをそのまま表示し、日本語のPDF文書も表示可能だ。PDFページの日本語表示は、Unicode Fonts Hackなどの日本語フォントをインストールしなくても可能
KindleのPDFリーダーは、ページイメージをそのまま表示し、日本語のPDF文書も表示可能だ。PDFページの日本語表示は、Unicode Fonts Hackなどの日本語フォントをインストールしなくても可能
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