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 2010年のお正月まで、あとわずか。年末年始、もしかしたら海外へ旅行に出かける方もいらっしゃることでしょう。海外で困るのが通信手段の確保。携帯電話機の調達はもちろんですが、パソコンを持って行った場合、インターネットへの接続手段をどう用意するかも大問題。たいていは、現地に着いてみなければ詳細が分かりません。

 私の場合、米国サンフランシスコに出張した際に、ほとほと困りました。ホテル側からは事前に、無線LAN環境を全館に整備していると説明を受けました。ところが実際には、1階ロビーに出力の小さなアクセスポイントが設置されているだけ。おかげで毎晩、深夜までロビーの硬いイスに座っての原稿書きを強いられました。

 アフリカのモロッコのある地方へ旅行に行った際には、ブロードバンド環境を部屋に整備しているというのが宿泊したホテルのウリでした。しかしながら、現実は電話回線のみ。提供しているのは事実だったのですが、1日約7000円もかかるオプショサービスだったのです! おまけに、使うまでに遠方から2日がかりでエンジニアを呼び寄せる必要があるとのこと。モロッコの電話事情はすこぶる悪く、十何年ぶりに「おぉ、9600ビット/秒ってこんなに遅かったんだ」と、泣かされました。

 こんな経験ばかりしていると、のどから手が出るほど海外で使える「モバイルブロードバンド」環境がほしくなります。ホテルごとの環境にいちいち左右されるなんてリスクが大きすぎますから。短期の滞在中だけしか料金は支払いたくないので、旅行者が契約可能なプリペイド式で、かつ定額制で使えることが望ましい。パソコン向けのデータ通信カードなんてわがままは言わないので、せめて携帯電話機かSIMカード(携帯電話機に装着するICカード)だけでも手に入れば……。

 個人的な趣味で、海外出張/海外旅行時には、現地の携帯電話ショップを必ず何軒か回るのですが、残念ながら条件に見合う製品に一度もお目にかかったことがありません。香港や台湾には、1日単位で定額利用できるプリペイド式のSIMカードはあるとの噂を耳にしたことはありますが、真相は未確認です。