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そもそも「ストーブリーグ」とは…

 いやはや、私の周りではシーズンオフでもF1の話題がリアルやらTwitterやらで盛り上がっている。なぜかって、実はF1に限ったことではないが、スポーツのシーズンオフの楽しみは「ストーブリーグ」なのだ。

 「なんだそれ、ストーブ焚いたホールで試合でもやるの?」とか思われがちだが、そうではない。スポーツのシーズンオフの人事異動(つまりスポーツ選手の契約更新や移籍、スポンサーや各種団体との契約など)の予測や実際のニュースなどを云々して、来期のシーズンを占うのだ。

 F1界だと、ひいきのドライバーがどのチームに移籍するか、もしくはひいきのチーム(の2台分のシート)が誰と契約するかは重要な話だし、ほかにも監督や主要スタッフの異動や、チームに付くスポンサーや各種団体、果てはチーム自体の存続やリーグそのものの運営、ルール変更など。あとはリーグ自体の人事やルール変更などの人事的、政治的な話は重要。まあ、会社の業績に人事が大きくモノを言うのと同じだよネ。

 まあ、「ストーブリーグ」というコトバの由来としては、野球などのオフシーズンに、ストーブの前で人事や政治話がファン同士などで云々されるということから、こういう名前が付いたといわれている。詳しくはWikipediaにも載っている。とりあえずF1だけじゃなく、野球でもサッカーでもアメフトでも、何でも、スポーツと名が付けば(特にチームプレイのスポーツは、それらはすごく重要じゃんね。

 まあもちろんシーズンが始まってからの実際の試合経過やマシンの開発状況なども大事だが、特にマシンや設計スタッフ、監督やチームマネージャが重要な(ほかのスポーツのように選手がカラダひとつでがんばるスポーツではないため)F1にとってストーブリーグは特に大切なのだ。

 というわけで、F1ファンはほぼ全員、ひいきのチームやドライバーの去就にドッキドキなシーズンオフを送るってわけ。そうそう、これでひいきのドライバーがシートを逃してしまうと、違うリーグを追っかけなければならなくなったりとか、いろいろとあるわけで。

 たとえば昨シーズンに繰り広げられたのは、昨々シーズン終わりに突然ホンダが撤退を決めて、母体を失ったチームの去就がメチャメチャ心配されたけど(特に行き場を失ったドライバー、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロのファンはオフシーズン、気が気じゃなかったに違いない)、シーズン開始直前にプライベートチームとしての身の振り方が決まったものの、実はそのチームがめっぽう強く(ほかのチームが弱かった、という考えもある意味できるかも…笑)、そのイキオイでチャンピオンを取ってしまった、という、予測もつかないストーリー。これらの経過はストーブリーグでの知識があると、さらにさらに楽しめるって感じかな。

 そんな感じで「ストーブリーグ」というコトバは理解してくれたかな(笑)。

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