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 私はMicrosoft 2009 Professional Developers Conferenceの初日に参加できなかった。 Virginia州のTyson's Cornerで開催されたある会議から戻る途中だったからだ。私は初日の午後早くにPDCに到着したので、その日の基調演説を聞き逃した。しかし、そのほとんどは2日目にもう一度行われた。私が見逃した一番ドラマチックなものはVivek Kundraだった。米国政府の最高情報責任者だ。彼は衛星中継で登場した。Kundraは、Microsoftの新しいツールキットで作成される未来の素晴らしい新しいソフトウエアへの期待を述べた。また、私はWordPressを作ったMatt Mullenwegが登壇するのも見そびれた。彼は、昨年のPDCで発表されたMicrosoftのクラウドコンピューティングシステムであるMicrosoft Azureを利用していることを発表した。これはちょっと物議をかもしたと聞いている。というのは、MullenwegのAutomatticはオープンソースの会社だと思われているからだ。

 PDCの内容の多くは非常に一般的か非常に技術的かのどちらかだ。このようなイベントでは普通のことだ。詳細が知りたければ、Paul ThurrottのSupersite for Windowsに良いレポートがある。さらに詳しく(かつはるかに批判的な)評価はここにある。

 私が一番強い印象を受けたのは、Microsoftはちゃんと理解しているということだ。Microsoftは、新しいトレンドによって、自社が行っていることが時代遅れになるという危険にさらされると、「包含して拡大する」という哲学を持っていることで有名である。それがまさにインターネットとクラウドコンピューティングで起こっている。Microsoftは、クラウドを利用してアプリケーションやデータベースの構築と共有を簡易化しようとしているが、クラウドコンピューティングとローカルの記憶装置の組み合わせを利用できるようにして、それを推奨しようとしている。これは、本音を言えば自分のライフワークを遠く離れた星雲のようなクラウドに置きたいと思う人はほとんどいないということにMicrosoftが気付いたということだと私は解釈した。こういう人たちは、ある日インターネットが消えうせても使い続けることができて、仕事が続けられるものを求めている。クラウドはデータの共有や共同作業の簡便化には優れた方法だと思う。しかし私はそれで小説を書こうという気には全くならない。私は自分が書くもののローカルコピーが欲しい。そして書いた瞬間からそのローカルコピーが存在するようにしたい。私がNivenと仕事をしている時は、それが真実だ。我々が2人同時に本の同じ部分の作業をしたい場合もあるが、ホストは遠いクラウドの中ではなく私の家か彼の家にあってほしい。私はほとんどの作家やアーティストが同じように感じていると思う。そしてプログラマーが反対するとは絶対に思わない。

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