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 みなさん、モバイルしていますか? スペインで開催されていた「Mobile World Congress 2010」で大ニュースがありました。スマートフォン用OSのWindows Mobileで、大幅なバージョンアップがなされるというニュースです。

 次世代プラットフォーム「Windows Phone 7 Series」です。現在のWindows Mobileとは大きく変わり、発表内容を見ると、現在のWindows Mobileとは全く別物のOSと言える内容でした。いくつかピックアップします。

●Xbox LIVEとZuneソフトを統合
●「People」「Pictures」「Games」「Music+Video」「Marketplace」「Office」の6つの「ハブ」
●スタート画面の「ライブタイル」で友人のアクティビティや利用サービスの更新が表示
●ハードウエアとして、CPU、メモリー容量などを要求仕様を設定
●ソフトウエアとして、メーカー独自のUIの採用はできない
●タッチスクリーン以外に必須のボタンは「戻る」「スタート (Windows)」「検索 (Bing)」
●Windows CE 6ベースのカーネルが採用予定
●従来のWindows Mobileのアプリケーションとの互換性がない

 「Windows Phone 7 Series」を搭載した実機を触らないと何とも言えない部分がありますが、大きく変わったユーザーインタフェースは、スマートフォンとしての使い勝手は大幅にアップしそうです。新しいスマートフォンのOSとして期待が高まります。

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 一方、従来のWindows Mobileユーザーとしては、少し複雑な気分です。Windows MobileのベースとなるWindows CEは、日本市場で1997年に登場以来、Windows CE、Pocket PC、Windows Mobileと進化しながら、従来のアプリケーションとの互換性を保ってきました。OSのインタフェースの変化で、利用できなくなるアプリケーションもありましたが、古いアプリケーションで利用できるものも多く、Windows Mobileユーザーは、10年以上蓄えられた財産を利用しています。

 「Windows Phone 7 Series」は、新しいOSとして、iPhone、Androidユーザーに大きくアピールしてくると思われます。しかし、それ以上に、従来のWindows Mobileユーザーも取り込むことができるかどうかも、大事だと思われます。従来のWindows Mobileが、iPhoneやAndroidに乗り換えてしまうようなことが起きないように、魅力的な「Windows Phone 7 Series」が登載された端末の登場を待ちたいと思います。