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 米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOが、3月4日、米ワシントン州のワシントン大学において、同社のクラウドコンピューティングへの取り組みについて講演を行った。

 バルマーCEOは、同社のすべての製品、サービス、技術において、クラウドを意識した取り組みを行うと宣言。クラウドコンピューティングに全社を挙げて挑む姿勢を示した。

 ここでは、マイクロソフト社内の具体的な変化として、「すでに4万人の開発者のうちの70%がクラウドに関与しており、今後は90%の仕事がクラウドに関連したものになるだろう」と発言。開発体制が大きく変化することを示した。

 だが、注意しなくてはならないのは、バルマーCEOの宣言は、製品、サービス、技術のすべてをクラウド化するわけではない点だ。

ワシントン大学で講演するスティーブ・バルマーCEO。
ワシントン大学で講演するスティーブ・バルマーCEO。
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 その理由を、マイクロソフトでは次のように説明する。

 「クラウドビジネスは将来の柱の一つになるが、すべてをクラウド化するのではなく、従来からのソフトウエアライセンスビジネス、パッケージビジネスは継続する。その点ですべてをクラウド化するというものでない」

 クラウドとオンプレミス型のビジネスを長年にわたって、両立するというという姿勢を打ち出したものと理解した方がいい。その点ではグーグルのビジネスモデルとは異なる。

 実際、マイクロソフトでは、クラウドとオンプレミスを、対にする形で製品、サービスをラインアップしている。

 「Windows Server」には「Windows Azure」、「SQL Server」には「SQL Azure」、「Excange Server」には「Exchange Online」、「SharePoint Server」には「SharePoint Online」、そして、6月にも発売が予定される「Office 2010」にも「Office 2010 WebApps」が用意されるといった具合だ。

クラウドとオンプレミスは対比する形で製品、サービスが用意されている。
クラウドとオンプレミスは対比する形で製品、サービスが用意されている。
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