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いやはや、大変ですねぇ。友人の家庭、ということにしておきたいと思いますが。
この春に、友人宅には、大学卒業or放校という、リミットを迎えた息子さんがいて。
「何年間大学に行ってると思うのよっ!」
昨年の春、卒業が危ういかも、と聞かされて叫んだ母。
4年生で残している単位が40以上あったらしい。
4年間で120とか多分取ればいいはずなので、どれだけ残しているんじゃぁ!
と、思いますが。
しかも、4年生になるのに、すでに6年ほどかかっており。
ここまで通って、卒業できないなんて・・・・。
「あんた、放校されたら、高卒扱いよ。就職はどうするの」
「ううむ、困ったねねお母さん」
「他人事じゃないわよっ。とにかく頑張って単位取って目指せ卒業よっ」

ハッパをかけていたそうなのですが。
昨日の昼です。
珍しく着信がその息子さんから2度も入っていたらしく。
これは急用に間違いない!!とかけなおしたら。
「・・・・あ。」
と口ごもる。
「もしかして、卒業のこと?」
「うん、実は。卒業できなかったみたいなんだよね」
「なぬ~~~~~~~。どうするのよ」
「どれくらい単位が足りなかったかも分からないから、それが
今日3時に分かるんだよ。それで、単位を落とした教授とかに
土下座でも何でもして単位くださいっって頼もうと思うんだけど」
「おお、できることは何でもしなさい。後でレポート提出とか、
熱意にほだされて、了解してくれる教授もいるかもよ」
「じゃあ、頑張ってきます!!」
「おうよっ!!」

■それから、母は、電話の通じない場所で夕方まで仕事である。
「どうしましょう・・・。四年の息子が放校かもですよ。高卒になるんですよね」
ご一緒していた大学教授に尋ねたら
「いや、2年以上通ったら、高卒じゃなくて、大学中退だね。
最近は、中退の方が、はくがついていいんじゃない」
「まったくっ!!みんな、よその子だと思って無責任なんですよ。
中退の方がいいとか、言うけど、卒業と中退は就職ではっきり違うでしょ~~~」
「まあね、ところで、息子さん、就職は決まっていたわけ?」
「・・・い、いえ、全然。」
「じゃあいいじゃない。もう1年いけば」
「いえいえ、それが、もう、タイムリミットらしく、卒業できなかったら
放校になるんですってさ。そういえば、教授に頼みに行くって言ってたけど、
先生は、そんなこと頼まれたとしたら、どうなさいます?」
「あー、それはめんどくさいね。ダメだね」
「げげっ、母親のあたしが行ってもだめですか」
「おお、それならちょっと考えようかな」
「プんすか。本気で考えてくださいよっ」

と軽口をたたきながらも。
そこにいた全員が、心配をしてくれていたのよ。
で、仕事が終わって、また、着信が入っていたので、電話をかけた。
「どうだった?」
「うん、教授のところに単位くださいって頼みに行ったら、
『それは不正行為になるのでできません』ときっぱり断られたよ。
他の先生あてに書いていた手紙とかも、全部突き返されちゃって」
「あーーー、万事休す・・・」

■ていうか、学期中にそんな運動はしておけって話ですよね。
あ、運動じゃなくて、勉強しておけって!
泥棒縄をなう、ってまさにこのこと。

■「でもね。いいお知らせがあるよ」
「なになに?」
「休学してた1年を、在籍とカウントしなくていいんだって」
(そういえば、留年だけではなく、休学もしていた)
「ということは?」
「そうなのよ、もう1年間、4年生として大学に通えま~~~~~す」
「やったぁ!!!よかったね。」

まったく志の低い母子である。ていうか、そんなことを今知るなって話ですが。
というわけで
「とりあえず、1年分の学費をひねり出すのが、この先の悩み」
と、友人が言ってました。

■春には、いろんな悲喜こもごもがありますね。

タントーヨシダ:
来年の今ごろ、また同じことを言ってそう。