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 先だって、ブリッピーという、クレジットカードを用いた買い物がTwitter方式で刻々と世界に公開される新手のサービスについて書いた。実は今、「ソーシャルショッピング」という新規のカテゴリーが注目されているのだそうだ。

 ソーシャルショッピングとは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)にオンラインショッピングを掛け合わせたもの。友達の買ったものやお薦めのものが共有され、それが自分が買いたいと思っているものの事前レビューの役割をしたり、最終的には購買行動につながったりする。

 これまでもソーシャルショッピングに似たものはあった。

 たとえば、アマゾンで気になる本を見ると、そこには「この本を買った人は、他にはこんな本も買っています」というリストが出てくることがある。これは、不特定多数のユーザーの中から、似たような関心を持つ人々の統計を集めていき、それをレコメンデーション(お薦め)エンジンとして用いているわけだ。オンラインショッピングをやる人ならば経験済みだろう。これがけっこう参考になる。

 ただ、このレコメンデーションエンジンはまだ完全なソーシャルショッピングのしくみではない。統計的に集団の知恵や経験を利用しているものの、知り合いや友達が買ったというもっと親密な手がかりがない。

 本来のソーシャルショッピングには、もっと「エモーション」を刺激されるようなパワーがあるのだそうだ。「あの人が買ったのなら、絶対いいに違いない」とか、「この人はこういうラインアップでガジェットをそろえている。僕も真似しよう」といったようなことが、個人的な感情としてわき起こってくるということだ。こうなると、まったく違う次元にショッピングが移行することになる。

 現在のところは、非常に強い人気を持つSNSと、やはりユーザーをどんどん伸ばす一方のオンラインショッピングは、それぞれ深いユーザー層を抱えながら、その間にはまだしっかりしたつながりができていない。ここがインターネットの“未掘の金鉱”なのだそうである。

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