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 昼休み、当社のエレベーター内での出来事です。乗り込んで来た20代のイケメン社員2名が、何やら熱く語っています。「エクセル2007ってタコ。だって、図形の選択ボタンがないんだぜ。ひどくない?」「そうそう、2003ではあったのにさ、何で無くしたんだろう」。

 実はコレ、誤解です。エクセル2007にも図形選択ボタン(正しくは「オブジェクトの選択」ボタンと言います)は、ちゃんと存在します。ところが、それが非常にわかりにくい場所にあるため、「なくなってしまった」と勘違いしているユーザーがとても多いのです。これは、エクセル2007だけでなくワード2007にも共通する問題です。

 2007では、これまでのメニュー操作が姿を消し、画面上部のボタン群から必要なものを選ぶスタイルに変わりました。ボタン群は「ホーム」「挿入」「ページレイアウト」などいくつかの「タブ」に分かれていますが、グラフや図表などのオブジェクトを扱うときは「挿入」タブを利用します。ここに、図形を作成・編集するためのボタンが集約されています。

 ところが、この「挿入」タブに「オブジェクトの選択」と「グループ化」ボタンがありません。複数の図形を作れば、まとめて選択してグループ化する作業が不可欠。その必須ボタンが挿入タブにないとは…。私も必死になって探したところ、思いもよらない場所にありました。「オブジェクトの選択」は「ホーム」タブ、「グループ化」は「ページレイアウト」タブでした。

 これは、作業の流れを無視した配置であり、不親切と言わざるをえません。もちろん、2つのボタンをクイックアクセスツールバーに登録すれば、いつでも簡単に呼び出すことができます。しかし、そんな余計な作業をさせること自体、ユーザーに失礼です。また、図形編集中に出てくるコンテキストタブ(この中には、オブジェクトの選択ボタンがある)も、決して使いやすくありません。これらは、オフィス2010でも改善されませんでした。私自身、2007を使っているユーザーの1人として、早急に改善を望みたいと思います。