PR

 前回はBlu-rayが……欲しいぜよぉ~ということを書いた。

 読んでらっしゃる方でも同じような方も多いと思うが、Blu-rayソフト映像の体感もさることながら、日々とにかく増え続ける映像の数。これらを収納しておく箱がいっぱいなのだ。どうやらBlu-rayにはアレコレ大量に入るらしいので欲しい! というわけなのである。いつ見るかも知れないVHSも捨ててしまえばいいのだが、職業柄「あの映像がネタになるのでは……」と頭をよぎった瞬間捨てることをやめてしまうのだ。。悲しい。

 そんな時間をかけて買おうと思っていたBlu-rayを、立ち寄ったヨドバシカメラで即買ってしまった。寄席の帰り道、着物とBlu-rayを持った男はこの都会でどう写るのだろう。

 さて、ブルーレイの噺は閑話休題。次回はその後のBlu-rayかもしれないしそうでないかもしれないのだが、今回は「radiko(ラジコ)」なのだ。正確にはIPサイマルラジオ配信なのである。なんのことやら。早い話がネットでラジオが聴けるという優れもの。http://radiko.jp/にアクセスして聴きたい局をクリックして「Listen」ボタンを押せばいいというこれだけの作業。

 都内の鉄筋に囲まれたマンションやビルの中ではラジオが入りづらいということはずっと言われていた。同時にここ数年僕らと同世代の人からラジオをいつも聴いているという声を聞くようになってきている。どうやらラジオが熱いのだ。それも身の回りの編集者さんとかデザイナーさんや制作の皆様が以外に多いのだ。

 まぁそういう僕もウチにいるときはラジオは付けっぱなしが多い。別にどの局がひいきだとかこだわりがあるわけではない。ラジオというメディアが好きなのである。喋り手と、聞く側がパーソナルな状態がなんとも心地よいのだ。まぁ落語もそうなのだが。

 僕らの世代、いやもう少し上かもしれないが、中高生のころ、FMラジオを録音する「エアチェック」がはやった。FMのロッドアンテナをノイズが最も少ない方向に向けて録音。そしてカセットテープのインディクスカードに曲名とアーティスト名をせっせと書いたものだ。中にはFMアンテナを屋根に建てる人もいたが、僕は鹿児島時代の同級生S君に教えてもらった「アルミサッシにロッドアンテナをくっつけると、それがアンテナ代わりになっでよかど」を丁寧に守り、アルミサッシに日々ロッドアンテナをくっつけていた。ちなみに今でもFMのロッドアンテナを立てるときには身近な金属にそっとくっつける「FM電波金属依存症」は癖になっている。

 FMエアチェックの前に流行したのは、テレビの「ザ・ベストテン」の生放送からの録音だ。スピーカーの前にラジカセを置いて再生・録音ボタンをガッシャンと同時に押して松田聖子からシャネルズまで録音したことがあるのは僕だけではないはずだ。

 現在、雑誌や番組、商品を世に向けて作り出している世代のみなさんが、ビル内で電波が入らないのでパソコンのポットキャストでラジオを聴いたり、中にはWebの仕事をしている人がAMのループアンテナを部屋に張り巡らせてラジオを聴いたりしている。電気屋に行くと夜中までこうこうと明るい店内で高画質テレビが投売りされている状態の世の中で、本当の豊かなモノ探しは実は意外なところにあるのかもしれない……フムフム……なんて思っていた矢先のradikoである。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
日経電子版セット今なら2カ月無料