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とにかく「モノカキ」における「書けない病」はタチが悪い…

 読者にはいつもすんなり書けていると思われている筆者のコラムや雑誌などの連載、特集記事など、実は思い通りに書けるのは10回に1回ぐらいで、6割ぐらいは、「ああでもないこうでもない」と、うんうんうなりながら書いている。そして残りの3割は「書けない病」に陥っている、みたいな感じ。

 このコラムの編集担当のNさんによれば、「書けない病」は英語で、「writer's block」というらしい。「なるほど、ブロックね」とつぶやきつつ、「ブロックされてる」まさに今…。

 というのはまあ半分冗談だが、自分という「人間」からコトバをひねり出し綴る作業、機械のようにコンスタントに生産できないのは当たり前。なのに〆切は容赦なく迫ってくる。そうそう、筆者、さまざまな連載やらなにやらで最低3日に1回は「〆切」がある。そんなこんなを何年重ねても、「〆切なんて(慣れてしまって)平気のヘイザ」には絶対ならない。

 というわけで、難しいその生産、でも迫り来る「〆切」。そうなるとガンガン焦りがやってきて、焦れば焦るほど、コトバは出てこなくなるし、出てきても文章は支離滅裂、言ってることが通じない(笑)。

 そういうときの対策は、まず落ち着くこと。そして冷静にモノゴトを判断して、コツコツと現実を積み上げる、それだけでOK、…というのは机上の空論。それができてれば、こんなことをグチっちゃいない。

 ムリヤリ〆切に間に合わせようと自分を叱咤激励して、何とか仕上げようと躍起になるが、それが重なるとだんだん自分にムリがきかなくなり、焦れば焦るほどダメになって、アガきにアガいた末、ココロもカラダも疲れ果てて、ついにはほとんど何もできなくなってしまう、それが「スランプ」なのかもしれない(と筆者は思っている)。

 まあ、「書けない病」はひとつの例に過ぎなくて、仕事、いわゆるモノゴトを具現化する「Work」というものは、すべて人間がやるものだから、そういった「書けない病」のようなスポット的な「ブロック」や、「ブロック」の悪循環が続いて陥る「スランプ」はすべてに付き物。うまい対策があったらいいのだけれど。