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 子供のころ、自分で出来ることは自分でしなさい! とよく怒られて育った。何でも人に頼まない。これ大事なこと。

 一方、大人になって、ことが仕事になると、専門家に任せた方が、餅屋は餅屋と言う言葉通り、いい仕事をして下さる。その都度仕事っぷりに参ってしまい感服することも事実。

 とはいえ、自分の身の回りとなると、時間と空間作りは自分でやるのが一番。本棚やラックを手作りしてみたりすると、それはそれで愛着がわいてくる。最近のIKEAなどの組み立て家具でも愛情がわくほどだ。

 パソコンだって仕事で使わないものであれば、自分で作ったものに愛情がわいてくるのは当然。そういえば、学生時代オーディオコンポをちょっとづづアンプ、スピーカー、デッキなど買いそろえて配線したなぁ。

 スピーカーを単純に4本つないだだけだだった。そのうち2本は手作りだ。きっと隙間だらけの「密閉式スピーカー」だったに違いない。適当な配線で、汗を拭きながら「これがサラウンドだぁ」と1人で叫んでいた。

 流した汗と愛情は比例するのだなぁ……と思う41歳の噺家なのであった。そう、DO IT YOURSELFには愛情があるのだ。

 さて、今回はある意味でDO IT YOURSELFの散髪。

 ヘアーメイクさんの友人がいるが、それはそれは、おねぇさん言葉を使うおじさまで……いやそこではなく、それはそれは美しい髪の毛を作っていく。職人技に感服。

 ちなみに僕は丸坊主である。ヘアメイクさんからはほど遠く、月に1回の床屋さんに行ってどうでもいい近況を話し、ゆったりと髭をあたってもらう、あの蒸しタオル……なんともいえない極楽となっている。

 少しばかり前、南米のジャングルを移動している時の妄想の中に、帰国したら「冷たい生ビールと安心な水に包まれた冷奴」と共に脳に浮かんだのは、「床屋さんのゆったりしたイスに蒸しタオル」だった。そこの床屋では坊主の頭にも蒸しタオルを乗せてくれるのだ。いや~参る。

 頻繁に行ければいいのだが、機を逃し、行きたいが行けない日が続くこともある。坊主の人には共感を得られるかもしれないが、延びるとちょっと間抜けになるのだ。僕などは単なるボサボサ頭になってしまうのだ。

 そんなときに限ってテレビのお仕事だったりする。舞台だと、なんとかやりきるのだが、テレビはアップになったりするしなぁ。前座のころ、ある師匠に言われた「芸人はね無精はだめだよ、ヨゴレになる」という言葉が頭をよぎる。

 うわっつ、明日はNHK総合の「笑いがいちばん」でスピードワゴンさんと、今いくよくるよ師匠の間に落語を上演することになっている。

 ん~収録まで時間がない。でもカットしたい。

 そこで思いついた。頭のDO IT YOURSELFだ。

 そういえば学生や前座のころ、節約のためだったがバリカン買って自分でやってたこともあった。そうだ、バリカンだ。自分の坊主は己で丸める!

 早速、物色することに。