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 普段特に気にかけることはない、私たち人間の体。これがうまくできている。自分が何かに没頭していても、体は自発的に呼吸するし、心臓は血液を循環させる。無意識に機能してくれるので、意識は別のことに向けられる。「考えなくても」というのが考えてみるとすごいと思う。

 ただし体は何らかのきっかけで正常に機能しなくなる。特にパソコンに向かいっぱなしだと変調を来すこともある。パソコンをテーマとしたサイトでこんなことをいうのは水を差すようで気が引けるが、パソコンを使う人なら、パソコンを使いすぎると健康に支障が出る可能性があることは記憶にとどめておいた方がいい。

 会社員だったころ、会社の役職者向けにパソコン講座をしたことがある。パソコンの起動方法やマウスの使い方から始まり、ワープロや表計算などを教える研修だ。パソコンに慣れていないせいか、一日の終わりには参加者たちは「疲れた、疲れた。肩がこった」と口々に言っていた。「こうした研修には温泉とマッサージをセットにするといいんじゃないか」と笑う人も。単に温泉好きなのかもしれないが、よほどきつかったらしい。

 話変わり、最近近所の年上の女性にスマートフォンを見せたら、文字の小ささにぎょっとしていた。「これでメールやTwitterがいつでもできる」と披露すると、話を聞いただけなのに「そういうの、疲れちゃうのよね」と言っていた。その人はメーリングリストに参加したこともあるそうだが、込み入った話や繊細な話題を「メールなんかではできないわ」と自ら投稿はしないそうだ。

 こういう意見は貴重である。ネットには、四六時中ネットにかぶりついても平気な人たちの声であふれている。だがそういうタフな人ばかりではないことに気付かされる。パソコンを起動し、メーリングリストやTwitterにあふれる膨大な声に目を通し、そこから自分の意見を発するなんてそれなりの体力や気力を必要とすることなのだ。

 それで我が身を振り返るとどうだろう。朝起きるとまずパソコンを起動しWii Fitで体重を測定する。寝る直前までパソコンを起動していることも珍しくない。さらに布団に入っても、スマートフォンをいじっていたりする。もうアホである。

 社会人になってから公私ともにネットを本格的に使いはじめた筆者にとって、一日中パソコンをいじっていても疲れない操作のコツは自然と会得したようだ。それでついついだらだらとネットに長居しがちである。

 そして気付かないうちにどこか体に変調を来してしまうのだ。