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 一昨年、子どもを出産しました。今まで赤ちゃんをまともに扱ったことがなかった自分が、突如、生後間もないふわふわの子どもと24時間向き合うことになりました。言うまでもなくかわいいのですが、それだけでは済まされないのが子育て。迷うことや悩むことの連続で、最初の3カ月間はなかなか過酷な日々でした。自分が母になって初めて、“母の偉大さ”がようやく身にしみたわけです。

 そんな毎日の中、私を助けてくれたのが、パソコンと携帯電話でした。仕事で毎日フル活用していた2つのツールが、子育てでも活躍するとは意外な発見でした。周囲の人の手助けはもちろんですが、それに加えてパソコンと携帯電話があったから、大変な毎日を明るく乗り切れた、と言っても過言ではありません。

孤独な新米ママたちをつなぐ

 携帯電話がもたらしてくれたものの一つが、同じ病院で出産したママたちとのつながりです。出産という大仕事を同じ時期に体験し、慣れない子育てに足を踏み出したばかりの者同士。入院中から自ずと仲良くなり、退院時にはお互い携帯電話の番号とメールアドレスを交換して別れました。

 退院は、新米ママにとっては不安な日々のスタートです。これまで頼りにしていた助産師さんはいないし、自分の子とほかの子を比べることもできません。私も、毎晩1時間おきに泣く我が子を抱きながら、もしかしたらどこか痛いのではないか、苦しいのではないかと、不安を抑えられずにいました。

 そんなある日、一人のママからこんなメールが届きました。「夜、子どもが泣き続けて全然寝てくれない。私も寝不足続きで、夜が来るのが怖いくらい」――。「私も同じ。昨日も1時間おきに起こされたよ。一緒に頑張ろうね」と即座に返信を書きながら、同じ境遇の仲間と話せることのありがたさを痛感しました。

 ほかのママからは、「生後0カ月から使えるおしゃぶりがあるから、それを試してみたら。うちの子には効果があったよ」という有力情報が寄せられました。私も早速使ってみたところ、効果絶大。夜、安眠できる時間がわずかながら増えたのです。その結果、精神的にもかなり余裕ができました。

 顔に湿疹が広がった、ミルクを吐いた、体重がなかなか増えない――。小さな事件が起こるたび、私たちの間にはメールが飛び交いました。生まれたばかりの子どもを抱えて外出もままならない中、携帯電話で励まし合い、情報を交換して、慣れない日々を乗り切ったのです。

赤外線通信機能が大活躍

 携帯電話といえば、今まで触ったこともなかった機能の便利さも発見しました。携帯電話を向かい合わせるだけでアドレス交換ができる、赤外線通信機能です。例えば子育てサロンのような場所で知り合いになったママと、連絡先を交換する場合。子どもを抱っこした上におむつなどの荷物をたくさん抱えた状態では、メモとペンを出してアドレスを書いて……は大変なのです。赤外線通信機能があれば、片手だけでアドレス交換が完了。なるほどこんなときに便利なのか! と目から鱗が落ちる思いでした。

 パソコンも、大いに役に立ちました。不安に思うことを検索してみると、たいてい、同じような内容の相談がQ&Aサイトなどで見つかります。多くは「心配しなくていい」という回答が書き込まれていて、ずいぶん心が楽になります。調べすぎて深刻な内容の情報にたどり着いてしまい、余計に不安になることがあるのが玉にきずなのですが。

 パソコンや携帯電話がなかったら、私の育児はもっと大変なものになっていたでしょう。私の場合は、夫や両親の協力を得られたので幸運でしたが、そうでなければどれほど孤独だったことか。想像するのが怖いほどです。

 子育てをしながら仕事をする今の生活でも、パソコンや携帯電話は必需品です。パソコンとネットさえあれば自宅にいても仕事ができるし、携帯電話で随時メールを読めるし。会う機会が減ったママ友たちとも、携帯メールで連絡を取り合っています。出産を機に、パソコンユーザーとしてのレベルが一段上がったような気がする今日この頃です。